※4月3日付けディザーニュースなんだけど、これをみて『シン・ゴジラ』のラストシーンを彷彿とさせると思ったのは私だけではないはず! やっぱり絶望的な終わりなんだろうか?
いや~~『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン8、EP1放映、盛り上がっていますな~。このTwitter、アメリカのどこかのスポーツバーらしき場所で、世界同時放映を映して異常なまでに盛り上がっている様子。この熱狂ぶりがうらやましい。
A few hours later whole world! 🥳 #GameOfThrones pic.twitter.com/5EkDc7PuY4
— The North Remembers (@starkhanesi) 2019年4月14日
うらやましい。実に実に実にうらやましい! なんでこういう始まりかというと、訳あって、私はまだ観てないんです~~!!!! 悔しい~~~!
我が家はずっとAmazonプライムで吹替メインで観てきたこともあって、シーズン8はまだ吹替対応していないと知り、そういう意味でもガッカリ。
スターチャンネル公式Twitterによると、厳戒態勢がすごすぎて、字幕版もアメリカで作られた日本語字幕だそうですね。だから訳がちょっとおかしいというコメントをみかけました。
ということは、まったく日本側でちゃんとした意味の通じる翻訳ができていないってことだし、当然、吹替も世界同時公開に間に合うわけもない。うーむ、吹替ファンとしては、しぶしぶ字幕で観るしかないのだな。吹替版は半年以上先ってことになるのかな・・・。
いずれ、観たいのに観られないことで、Twitterでハッシュタグをむさぼり、ネタバレを避けようにも避けられず(ざっくり内容を知ってしまった。だいたい予想ついてたとおりだったけど)、全然関係ないニュースを見ては、GOT妄想を駆り立てて自分を慰めております。
例えば、今朝のワイドショーで都心でミツバチが大量発生しているというニュースがあり、その原因が、女王蜂が分蜂といって、既存の巣に新しい女王蜂が誕生することによって、古い女王が半数の働き蜂を引き連れて新天地を求めるという習性から起こったもの。養蜂を営む人はそうならないように必ず女王が育まれる王台(寝床みたいなもの)を取り払うそうなんですが、それを怠った結果が、既存の飼育場所から離れて、街中に蜂が発生してしまったというのが原因らしいんです。
それってさー、王台ってまさに玉座よね、玉座。新しい女王とはデナーリスで、古い女王はサーセイ。サーセイは新天地を求めて街をさまよい大暴れするのかーと勝手に妄想したりしてましたよ。
さてさて、本題。
GOTに恋い焦がれる自分をさらに慰めてくれる、まさかのほっこり動画を発見。
アメリカの子ども番組『セサミストリート』の50周年企画で「Respect Brings Us Together(原題)」キャンペーンの一環でGOTキャラとコラボしている動画。
50周年ということは、当時子どもだった人も今ではいいおっさんとおばさんになっているわけで、その人たち向けのメッセージなんだろうけど、それをGOTキャラを、しかも互いにいがみ合っている実の姉弟サーセイとティリオンを使うあたりがニクイじゃないの。まちがってもGOTは子どもは観てない前提ってことだよね。
王都の小評議会が行われるテーブルに向かい合ってこぜり合うサーセイとティリオン。そこへ、赤の祭司ならぬ「赤の友」エルモがテーブルの下から現れ、「あなたがたは互いに尊重し合う必要がある」みたいなことを言い出すの。
すると、それを聞いたサーセイが鼻で笑うんだけど(ここの表情がかわいい)、それを無視して語り続ける。エルモは友だちに問題があるとき、動揺せず耳を傾け学ぶのだと。
それを聞いたティリオンが言うんですよ。「戦うのをやめて一緒に仕事をするなら、私たちは強くなることができる。あなたがそうであれば私は耳を傾けても構わない」と。
エルモは、ティリオンの言い分に耳を傾けることはできるかどうかを聞くと、サーセイが「やってみる(試してみる)」みたいなこと言って、不器用に二人の視線がからまりながらみんなで乾杯する。そして、「Respect brings us together」という文字が画面に浮き出る・・・。
もうね、違和感しかない。だって、ジェイミーがあいだに入って取り持っても仲良くなるわけもないこの二人が、突然現れた赤の友・エルモごときにほだされて、こんなに素直に和解するわけないから!
言いたいことはわかるし、まったくもって正論なんだよ。お互いに尊敬できたらケンカにもならないさ。だけど、この二人はもう長年の恨み辛みなんだから、そう簡単にいかないのよ! そんな二人がエルモにちょっと言われただけで改心するとは到底思えない、というのも浮き彫りになった感。エルモが帰ったあとにすぐ仲違いするだろうよ。長年の歴史ある恨み辛みは難しいよね。
もっというなら、セサミストリートで育ったであろう大人たちが、50年経ってもなお諍いや争いが絶えず、溝が深まっていくばかりな状況なわけで、まさにティリオンとサーセイのようだよね、といいたいブラックなセンスがアメリカっぽい。
どんなに長年憎しみ合っていたとしても、1つの目的のために互いに尊敬し合うことができたら世界は変わる。壮絶すぎるGOTの世界観だからこそ、この映像は「祈り」みたいに見えるし、変わってほしいという願いでもあるのかもね。
たった1分半だけの幸せな夢にすぎないサーセイとティリオンの関係。和解したら物語的には超絶つまらなくなると思うんだけど、もしかして、この先のエピソードで和解するの? と勘ぐったりもする。シーズン7ではホワイトウォーカー退治のために、いったんみんなと冷戦みたいにはなったけどそれも嘘っぽい。サーセイは最後まで自己中にまい進して協力もせず、自滅する気がしてならないのよねぇ。
この動画は、ドラマの世界ではありもしない「希望」としてみると、うれしいような悲しい気持ちになってしまいます。
サーセイは基本、他人にRESPECTはしない。していたとしてもスターク家の「忠義」だけ。そんな悲しいサーセイを最後まで見届けますとも。あー、早くシーズン8本編観たい・・・。