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【西郷どん】8話感想:吉之助は人たらしクラウドファンディングになっていた

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Dick Thomas Johnson | Flickr

 

 

2018年1月から「西郷どん」始まりましたね。主演の鈴木亮平の並々ならぬやる気があの体のつくりでよぉ~~くわかります。ほかのキャストも豪華絢爛、朝ドラで貢献した方たちは大河ドラマ出演も約束されているのですな。

なにより話題だったのは、私ら世代がよろこぶことを見越したキャスティング。80年代の大ヒット映画「蒲田行進曲」の銀ちゃん(風間杜夫)、ヤス(平田満)、小夏(松坂慶子)がそろい踏みで共演したってこと! だからってオマージュがあるのかといったらそんなこともなく、あれから36年の月日がたったという郷愁に浸っている間に、7話で二人とも退場。

豪華キャストのなかで度肝を抜かれたのが、小柳ルミ子の白塗り!! 怖い、怖すぎる! 魔女だよ魔女! 前回の「おんな城主直虎」の浅丘ルリ子の時代無視アイメイクを上回ったわよ。

で、1話からちゃんと観ておりますが、感想書きたいと思う衝動が起こらず、8話でようやく衝動がやって参りました。2018年の今年からは、続けて毎週書けたら書き、衝動が起こらない限りは(つまらなかったら)無理に書かないスタンスでいきたいと思います。

 

以下、ネタバレご注意ください!!

 

 

 

橋本愛の拗れ具合がいい!

当時は、好きなもの同士の結婚ではなく、家どうしの結婚が当たり前の時代。前回の7話で吉之助は家のために結婚するんだけど、結婚相手の父親が吉之助に惚れ込んで娘を嫁に出したというのも、この当時の結婚あるあるでしょうね。須賀さぁ役の橋本愛、当たり役すぎる! 不器用で無愛想(でもかわいい)。これでブスだったらドラマになんなかっただろうけど、橋本愛のかわいさだから吉之助も受け入れたんじゃね?と思ったわー。だってさー、吉之助を一途に思っていた糸さぁは、吉之助も人として一目置いていたものの、女性として意識していなかった(つまり好みじゃなかったってことだよね)わけだし、実は吉之助は面食いなんだろうと思うわ。

吉之助の江戸行きが内々の話で出てきたときも、家族は大喜び。がしかし、武家の娘でもある須賀さぁは、父親の同僚が同じく江戸へ行ったときの支度金がたいへんだったことを知っていて、貧乏武家である西郷家は知らなかった。支度金が30両もかかるのにそんなお金はない、いつ帰ってくるかもわからないので賛成できない、嫁入り道具も質に入れたなどと、まあ吉之助の江戸行きに非協力的で嫌な嫁ぶりを強調するのよ(これはフラグなんだけどね)。

斉彬とともに江戸にいけることは栄誉なこと。吉之助の場合は出世欲よりも、世の中をよくしたい欲なだけなんだけど、やはり尊敬する斉彬の元で働くことは願ってもいないチャンスなわけですよ。でも、両親を亡くした今、一家の主は自分であるし、貧困にあえぐ家計状態では支度金など出せるわけもない。須賀さぁのいうことはもっともだし一理あるわけだ。

 

 

人たらしクラウドファンディング

吉之助が斉彬のお供として念願の江戸行きの命じられるも、支度金が必要で30両を用立てしなくてならない。こういうのって、今だったら出張扱いで交通費は会社が出すものだけど、当時は自腹だったのねぇぇぇ! 江戸に行くことは名誉なことなんだろうけど、藩主が費用をださないなんて今で言うところの「ブラック企業」さながら。でもそれがまかり通っていた時代なんだから恐ろしい。

そんな時代でも、吉之助の志は高く、江戸へ行きたい気持ちは強まるも、どうにもお金がない。しかもまだ借金もあり、またどこかから借りるにしても借りる当てもない。

男は出世欲が優先という考えが強いのね。こんなチャンスをみすみす逃すのか(というセリフじゃないけど)、嫁の言うことを聞くのかと正助が詰め寄るわけ。ちょいちょい出てくる男尊女卑発言にイラッとくるけど時代的にそんな時代。だからこそ、吉之助の分け隔てないものの見方が際立つのよね。

半ば諦めている吉之助が篤姫の道中警護に出かけている間、家族や正助が吉之助のためにお金集めに奔走するんだけど、これは吉之助が頼んだわけではないという点が吉之助の人徳のすごさを表している。みんな吉之助が好きでできることなら願いを叶えてやりたい。そのために自分にできることは何か、考えながら動く姿が、現代のクラウドファンディングにも通ずるところがあっておもしろかったです。いつの時代も、その人の在り方や情熱に対して人が動いてくれるものなのですね。

吉二郎や熊吉が自家製の焼酎を売りに行ったり、弟たちは人の用ききやタニシを売ってお金にしたり、妹たちや近所の女性たちは内職。正助にいたっては吉之助のために板垣に頭を下げ、お金を借りたり、郷中の仲間たちに借りたり奔走。

でもね、普段からこのくらい働けるのなら、早く借金返そうねって話よ。板垣さんに100両借りてんのよ!

吉之助の日頃の優しさ(人たらし)が、頼んでもいないのにめぐりめぐって運が返ってくるという美談。だがしかーし、まだこの段階では10両足りない! 

 

 

優しすぎる男

みんなが金策に奔走しているとはしらず、江戸に行きたいけれど家のこともあるし金もないし~と悩んでいる吉之助。彼のいいところ(ときどき仇になる)は目的や夢があっても、目の前の困った出来事があるとそれを優先してしまうこと。自分のことはあとにして人に尽くすところ。そこがまた人に好かれるところではあるのよね。本来の目的を取りやめてでも自分を助けてくれたとなったら、ファンにならないわけないじゃん。

それは須賀さぁも同じ。無愛想で不器用、無理に笑おうとすると、「無理に笑わんでよか」とそのままを受け入れてくれた吉之助。さらに、吉之助の大きな両手で顔を包まれたら、あーた、ただでさえ自己否定が強い女子はそれだけで惚れてまうやろ~! 

吉之助は、どんな人に対しても頭から否定せず、ありのままを受け止める度量がある。だから無愛想で不器用な須賀さぁのことも決して否定しないで受け止めたのよ。こりゃあ、ひねくれ須賀さぁも惚れてしまうし、見ている私も惚れてしまうわ。

 

 

ひねくれ須賀さぁ、最後の想い

吉之助に惚れている・・・そんなことをおくびにも出さず、最後までワガママな嫁キャラを通し、自分から離縁を申し出る須賀さぁ。吉之助の夢を助けたいからこそ申し出た離縁とはいわずに。しかも「手切れ金」とあえて口にして、支度金として足りない分の10両を差し出す。どこからどうみてもひどい言い方をする。もうこのときで須賀さぁの意図がわかってしまった私はここで号泣よ~。

離縁までしなくても、20両でも江戸に行ける!って正助もいってたんだし、しばらくしたら帰ってくるんだから待っていればいいのに~。でも、吉之助は好きだけど、妙な噂されたり、まわりになじめないつらさもあったんだろうね。吉之助がいたからなんとか貧乏生活にも耐えてこれただろうに、こんな自分を受け入れてくれた大好きな旦那様がしばらくいないとなったら、寂しくて耐えられないよね。

須賀さぁの気持ちは吉之助もわかっていたんだろうけど、引き留めなかったのはなんでだろう?と思ったわね。貧乏武士であることはわかっていても、ひどい言い方をされてプライドは傷ついたから? 当時の武士はプライドの塊しかないといってもいい。いくら優しい吉之助であっても、戻ってこいよなんて言えなかったのかしら。いやいや、人のために優しすぎる男がわからないわけはない。そのへん、須賀さぁの気持ちがわかった描写がもう少しわかりやすかったらよかったかな。

みんなががんばっているなかで、ひねくれ須賀さぁが考えたお金の捻出方法は、離縁をだしにした手切れ金が一番いい方法だし、それしか自分にできることはないとふんだのね。本当ならば、吉之助ファンの父親に無心してもいいはずなのに、離縁という大義名分を作って父親の罪悪感をくすぐり金額を吊り上げたってことか。つらい金策方法だけれど、金額は誰よりも大きく貢献。須賀さぁの大きな愛よ、愛。

郷中の人たちよ、ひどい嫁呼ばわりしておいて、その真意を理解できただろうか。金なし武士風情の男より、よっぽど相手に尽くし男気があった行動だったのだよ。

家を出て、橋の上で父親に本当にいいのか?と言われて、本音を語りながらも強がって自分から捨ててやったと泣き崩れた姿でさらに号泣~~~! 大きな満月をバックに影になった須賀さぁの姿。吉之助という太陽を影で支える月になった須賀さぁを象徴したシーン。須賀さぁどうか、幸せになってほしいと願わずにいられませんでした。

 

話はかわりますが、

NHK「あさイチ」のプレミアムトークにゲスト出演した篤姫役の北川景子が、吉之助との恋愛フラグがどうの・・・と言っていましたが、史実には篤姫とどうなるというのはないので恋愛関係はないんじゃないかなーと個人的には思っています。

そんなことより、あごラインのたるみが気になって仕方がなかったわ! 炭水化物大好きで、撮影のすき間時間にラーメンを早食いする女優・北川景子。なのにあの美貌とボディだなんて、筋トレを日課にしているだけありますね。やっぱ、筋トレなのかぁ・・・