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【俺のスカート、どこ行った?】8話感想:光岡役の阿久津仁愛くんが女子よりもかわいい

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俺のスカート、どこ行った?|日本テレビ

 

 

 

いや~、予想通りの展開。予告編で半分ネタバレしてたようなもんだったけど、やはり、原田先生・余命あと何日系の告白だったわね。わかりやすすぎるのよ! 

 

ま、でも、それだけで終わらせないところもあったわよね。文化祭のクラスの出し物でバーをやることに決まるんだけど、原田先生のワクワクぶりがかわいくて! やりたいことノートに書かれてあるだけあってうれしくてしょうがないっていうのがすごくわかるの。で、クラスの出し物をバーにしたのも「男女がお互いの装いをして何かを感じる試みにする」という趣旨をちゃんと示すところもいいよね。

 

以下、ネタバレ全開でいきますので、観ていない方はご注意を!

 

 

 

光岡くんと今泉ちゃんのシーン

光岡くん、まさかの2回目のエピソード主役で女装子になりたい男子になるとは。原田先生に相談するシーンもよかったんだけど、光岡くんを好きな今泉ちゃんとの二人のシーンが青春って感じで初々しくていいのよ。なんとか光岡くんに近づきたい今泉ちゃんが、好きなタイプとか聞いたそのことが墓穴を掘ることになるわけよ。「自分を認めてくれる人」っていうさあ。

 

先に話の流れで「今泉だから言ったんだ」って信頼の先制攻撃されて、「俺、女の子になりたい」って好きな男子から言われて、自分から好きと言う前に出鼻くじかれたみたいな、好きだからこそ相手を尊重したくて否定もできなくて、自分という女子よりも「女の子になりたい」気持ちに負けたような失恋したような、複雑な気持ちよ~~~。

 

いくら担任の先生が性別を超えた存在であっても、それは、現実世界でいうところの、せいぜいテレビに出てくる女装家マツコ・デラックスをテレビ越しに見ているような許容できる程度のものだろうし、実際に近くにいる、しかも好きな男子が「女の子になりたい」とかって、BL好き女子でもないかぎりついていけないでしょうよ。そういう複雑な心情がキャパオーバーして泣いてしまった今泉ちゃん。とっても瑞々しく描かれてていいわ~~。もう、キュ~~~ってなったわ!

 

そして光岡くん、女装バーの中でも誰よりも一番かわいい。やっぱり元の作りがきれいよね。制服変えただけなのにかわいいし、青年の主張ステージに上がるときの足の置き方とかしぐさが女子! あれはよくぞ細かく演出したなって思った。原田先生の告白シーンで映った他の女子と並んでいる場面で、メインの明智くんよりも、他の女子よりもまったく遜色ないどころか、他の女子よりかわいかったんですけど! 

 

光岡くん。このまま役者として本気出してくれたら、第2の志尊淳ちゃんになれるかもよ!!!

 

 

 

原田先生のカミングアウト

これはさー、病気設定で予想通りだったけど、カミングアウトのあとに里見先生にいうセリフ、ちゃんと風刺が効いていていい。

 

ほら、この国ってさ、思ってることとか、ホントのこというとつまはじきに遭うじゃない? 

 

こういうセリフをさらっと明るくいうところが、逆にもの悲しくみえるの。どれだけ原田先生が自ら体現し、この学校では受け入れられているように見えても、100パーセント受け入れられているわけではないこともしっかり原田先生が認識していて、世間の風当たりをちゃんと描くあたりも忘れていない。

 

このドラマのいいところは、決してLGBT、ダイバーシティ絶対だといいきらないのよね。そうでない側面も必ずあるのだというところをちゃんと描く。下手するとただただ重くなるだけの部分を、コメディとシリアスのギリギリの線で斬り込んでいる気がするし、まだまだ私たちの意識は言葉だけが先行しているだけで、本当はついていけていない。

 

こうしておもしろおかしく観ていることが精一杯で、実はジェンダーの問題は近ければ近いほど、重ければ重いほど抱えきれないだろうし、ほとんどの人がコメディで笑いながらでないと受け止めきれないんだと思うのよね、実際のところ。だから、コメディという手法で徐々に意識に入り込んでいくことが大事なのかもなと、ここまで観てきてそれをあらためて痛感する。

 

おかげさまでドラマは楽しく笑わせてもらっているけど、古田さん演ずる原田先生が命を懸けて生きていて、自宅で素顔になっているところの落差をみると痛々しくて笑うに笑えないんだよね。下手すればシリアスサイドに落ちそうになる。それをギリギリ保つ古田さんのすごさと、娘の元彼と今彼とかウザい存在が防いでいる気がする。ホントにウザいんだけどね。

 

いつもニコニコ波風立てないふうな矢野先生(小市慢太郎)が前回、今回と怪しい動きをしていたのは、来週事件を巻き起こす伏線。まーたSNS拡散描写かよと、最近のどのドラマでもそればっかだから、ちょっと食傷ぎみですけどーーーー今どきの「あるある」だからしょうがないか。

 

一見、受け入れられたかのように見えた原田先生の存在を、どうしても受け入れられない一部の人間もいるということと、そういう人たちに対して受け入れた人たちがどう向き合っていくのか、ドラマの本当のクライマックスだろうし、ああいういつもニコニコしてわかったふうな人が一番危険だし、どこにもいるってこと。もっというなら「それはあんだだよ」と言われているみたい。

 

来週は、その事件発生と原田先生の教師になった理由が明かされるようですが、反原田先生に対してどう乗り越えるのか。生徒たちは無条件で味方するんだろうけど、大人の態度がどうでるのか。大人たちのゲスさがイヤというほど露呈されまくる回になるんだろうな。

 

 

 

おしまい。