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【おっさんずラブ in the sky】4話感想:あっさりジェンダーを超えようとするはるたんに驚く

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Bill Abbott | Flickr

 

なんだか民放冬ドラマ、不作だねぇ。感想書く気力も湧かなかったわよ。その中でいきなり急展開がが起こった「おっさんずラブ in the sky」。

 

正直、二番煎じ感が半端なくて、前回と同じパターンの男同士のラブコメなんだろうなと思っていましたが、4話最後にしてやっと「おおお!」という展開。感想が書きたくなりました。

 

以下、ネタバレがありますので観ていない方はご注意を!

 

 


1話を見終わった段階で前回のテイストそのままで目新しさもなく、キャラが増えた分だけ前回とは恋愛模様にバリエーションが生まれていたことはわかったけど、序盤の盛り上がりに欠ける気がして、イマイチのめりこめなかったのね。

 

今回も春田ことはるたんがモテ位置に立っていて、キャラ設定も前回と同じ感じ。かなりポカも多いが正義感が強かったり、そうかと思えば人に甘えてみたり、困った人を放っておけない人間味あふれるキャラ。これは男女からウケるモテ要素だよね。

 

黒澤キャプテン(吉田鋼太郎)は前回以上に濃いキャラでパワーアップしている。最初からはるたん狙いな様相はこのドラマの「掴み」であり、男同士のラブコメだよーというのをはっきり認識させるための役割なんだとわかるよね。いかにも見るからに「おっさん」であり、態度も恋愛思考も昭和の男。非常にわかりやすいキャラを立てておいて、他の面々の心情の複雑さを際立たせているんだなぁ。

 

前シーズンの「おっさんずラブ」では、はるたんがガチガチのストレート設定だし、今回もそこからスタートなんだけど前回と違うなと思ったのは、ストレート寄りのはるたんではあるけれど、前回よりジェンダーを超える早さというか、物語全体が「どっちが好きでもいいよ」な前提なんですよ。

 

1話から成瀬(千葉雄大)がバイセクシュアルであるとか、3話では緋夏(佐津川愛美)が四宮(戸次重幸)の告白を目の当たりにしてもあっさり受容し「ライバルですね」と言ってみたり、最初からジェンダーを超えた恋愛ありきの前提なのよ。

 

前シーズンで恋愛対象は男女を超えることを既に視聴者はビルトインされているのもあるんだけど、はるたんもあっさりジェンダーを超えていったことに驚きを隠せなかったわけ。

 

はるたんは最初から相変わらず、周囲の男性から好意を寄せられることに苦悩するんだけど、はるたんのいいところは、ちゃんと誠意を持って相手の気持に向き合おうとするところなんだよね。

 

最近、友人がゲイだとわかった瞬間に態度を変える話をネット記事でよく目にするんだけど、そういうのがはるたんにはない。というか、職場恋愛状態なのでなおさら関係性に慎重なわけだし、自分の気持ちをきちんと伝えようとする誠実さがある。そこにはるたんの人間性が現れていて、そういうところがはるたんのモテ要素だよなーと思ってみたり。

 

前回、ジェンダーに対する恋愛観をぶっ壊されているので、今回はすんなり入っていける。自分の気持ちを言わないでいい先輩でいようとする四宮が「春田が好きだ」とずぶ濡れになって認めるところとか、成瀬のツンデレ具合とか、成人した子どももいてなお50代で目覚めるとか、もう男女とか年齢とかそういう概念をあっさりと、しかも軽やかに超えてくる。

 

恋愛ドラマなんていくらでも演出次第でシリアスにできるし、年の差やジェンダーレス恋愛もたくさんの作品で描かれているけれど、それは世間一般的に認知されている男女関係が前提にあって、その上で特殊扱いされているわけよ。だけど、このドラマはその前提がそもそも違う。ラブコメというのもあるけど、こんなに軽やかに性別も年齢も超えて人を純粋に好きだと思える世界。そういう世界になったらいいなと思ってしまうのよね。


とはいえ、大きな展開もなくちょっと恋愛以外のエピソードがくどいと感じて、どこか惰性で観ていたこのドラマだけど、4話の最後から予告で「えええ!そうきたか!」と思わず声に出してしまった。

 

ツンデレ成瀬が整備士の四宮と仕事とはいえ仲良くやっている姿(というかソファでもたれかかって寝ている姿ね)に嫉妬する最後からーの予告、「俺じゃダメか」とはるたんから積極的に成瀬の唇を奪うシーン。

 

きゃあああああああ~~~~~!となったでしょうよ。前回シーズン(と言ってしまう)では終始ウケ専門で、やっとラストシーンでセメ要素入ってきた感じだったのに、今回は早くも5話にしてセメに!!! まあね、まあね、成瀬というか千葉雄大くんは可愛すぎるからね。これは男性でもキュンと来るでしょうよ。

 

これは大きな展開きたよ。バイセクシュアル前提の成瀬が恋愛対象としてはるたんを受け入れるかどうかが焦点になってくるわよね。ていうか、3話のときからはるたんの気持ちの伏線はあったけどさ、はるたんはわりとステレオタイプな男性像な気がする(それは前シーズンから一貫しているのかも)。

 

「お前を放っておけないんだよ!」というセリフから、相手が壊れそうで弱くて不安定であればあるほど惹かれていく。これって男性恋愛あるあるじゃんねー。こちらの立場から見ると「け、つまんねぇ」と思ったけどね。なんだよ、弱い女(男)が好きなのかよと。はるたんそういう男かよ。こういう男って「俺がいなくてもやっていける」とか卑屈になって去っていくから個人的には好みではないけどねー。

 

正義感の強い人ほど「守りたい、役に立ちたい」意識が強いからなぁ。無意識に自分より相手を格下にみているとも取れるけど、男性性という生物的性質からするとそういうことなのかも、と思うところはある。はるたんが黒澤キャプテンに尊敬以上の感情が湧かなかったのはそういうところもあるんじゃないかと。

 

逆に、黒澤キャプテン視点からすると、はるたんもどこか放っておけなくて、おちゃめで可愛げがあるってことだもんな。副操縦士としていつも一緒にいる成瀬よりも好きってことは、ここは完全に好みの差ってことかーなんて考えたりして。

 

衝撃の予告、はるたんが成瀬にキスするシーンは一気に継続視聴の原動力になったわよ。前シーズンとは違って、イケイケのはるたんが観られるんだもの。シーズン違うんだから焼き直しじゃなくてこう来なくっちゃ! 来週以降が俄然楽しみになってきました!!!

 


最後に、もうアラフォー、アラフィフ世代はお気づきでしょうが、OPに流れるBGM、80年代ヒット映画「トップガン」のパロディだよねって話。あと劇中BGMも「ターミネーター」風だし、よほどスタッフさんはその世代なのかと。

 

 

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