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【おんな城主直虎】48話感想:織田信長の嫌われっぷりがハンパない

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jpellgen (@1179_jp) | Flickr

 

「信長、浜松に来たいってよ」、はい、いらっしゃいましたよ信長さん。とにかくあちこちで嫌われまくっている描写がすごかった48話でした。

 

以下、ネタバレ注意!!

 

 

 

ますます嫌われている信長

家康が駿河奪取後、お祝いの宴会。お酒が入っているから本音が出る出る! 万千代も悔しさのあまり、今度は織田の首を取れー!嫡男の首もとれー!と徳川がやられたことをやり返したい気持ちがぶちまけられるのよ。徳川の面々も相当たまっている様子。

 

遅い時間にもかかわらず、織田からの使者がくる。
そのときの万千代「刺客かぁ~!?」、家康「万福!」、万福「はっ」、万千代の足を手でパーン!と出足払い。お見事万福。きれいに倒れた万千代に大ウケしました。

 

なにやら信長が浜松に観光がてら寄りたいとの手紙。もー使者がきたってだけで、みんな「なにかまた言いがかりか!?」と懸念するあたり、ただでさえ気を遣う相手なのに、今度はなによと思いたくもなりますよね。徳川の家臣たちも根に持っているかがわかるし、勝手にいろいろ押し進める織田のやり方にはほとほと困っている。

 

今川も信長が浜松にくるという情報を聞いて、泰勝が思わず「はあ、天竜川にでものまれ、溺れ死ねばよろしゅうございますのに」とつぶやかれるほど嫌われている。もはや誰もが信長を快く思っていない。劇中、あちらこちらで信長への不平不満がセリフとして増えているのも、いよいよ信長退場の大きなフラグなのかもね。

 

どんなにいやなヤツでも「上様」とあらせられるお方なわけだし、来るからにはおもてなしをしなければならず、現代でいうならオリンピックや国体が地元にくるがごとく、浜松領内や道中整備をしなければならないなんて、しかも費用は自分持ち。この時代、補助金なんてないしね。それでも、家康の考えならば人知を尽くす「投資」と考えていたでしょう。整備したおかげで人々の行き来がよくなるわけだし。

 

川の流れをせき止めるのに六佐をはじめ、大男が何人も座っているシーンは笑えたわ。史実でも、川を人でせき止めたという記述があったので、本当のことなんですね。携帯や無線があるわけでもない時代のことだから、信長が通る時間よりも長く川に浸かって通るのを待っていたんだろうなぁ~。六佐、風邪だけで済んだってのが強靭な体ってことよね。

 

しかも、信長といえば調度品や身の回りのものにこだわりが強い人なので、万千代が品物の調達に苦労するのも並大抵のことではない。

 

おもてなしの準備を万全で迎えるも、信長の態度がめっちゃ悪い。そして今川の登場でビミョーな空気が流れたところがまたよかったですね。特に家康の挙動不審っぷりなんて阿部サダヲ、さすがにうまい! 

 

信長のもてなしとして今川が用意した座興、三河の美丈夫による相撲。相撲好きにかこつけて、信長も色小姓がいる(=つまり美男子好き)ことも有名だったからこその美丈夫セッティングだったのね! やる~今川氏真! 

 

なぜか、美丈夫とはいいがたい小柄な直之が混ざっている意図はなんだったんだろう? 視聴者サービス? 幸いそれをみて信長が「桶狭間を思い出す」と会話のきっかけにするためだけのフラグセッティングだったのかしらね。


イヤな上司とはいえ、万全のもてなしをした家康は、桶狭間でも徳川がいなかったらどうなっていたかわからない、道中のもてなしは見事だと感謝しつつ、「これからもよろしくたのむ、弟よ」って、完全に自分が上なんだよといわんばかりの態度。家康は心中穏やかでないわよねー。やなやつー。

 

 

 

今川と明智の画策

井戸端にいた謎の子供。どんなにみすぼらしい格好させられても、育ちの良さは隠せないのねぇ。さすがおとわ、寺も村も掌握しているだけに人海戦術がすごい。武家の子供と見抜き、ならば誰かが見届けているはずとその者をあぶり出し、とうとう今川が絡んでいることを突き止めるのよ。

 

さらにおとわの行動力がすごい。浜松から戻ってくる今川を捕まえ、なにが起こっているのか駆け引きしながら聞き出す。

 

その子供は、明智の子・自然。今川と明智が歌の趣味を通じての文通仲間だった縁。信長が浜松に来た目的は徳川暗殺ための領内の視察であり、明智本人はその暗殺計画の責任者であるというのだ。信長を殺したいやからは相当いるし、血も涙もない男が天下をとってほしくないと明智。

 

信長が浜松に来た際に明智と会い、信長暗殺に乗らないかと誘われ、その証拠に明智の子を人質に出したという顛末でした。

 

今川にとっても織田は桶狭間で負けた相手であり、瀬名の仇でもある。この話に乗らない手はない。おとわにも井伊の仇うちを勧めるが、おとわにしてみれば目の前の今川も仇。井伊の立場ではもはや誰が仇と考えてもしょうがないのだ。

 

おとわは戦で敵討ちをしたいわけではなく、戦のない世の中にするための選択をしていきたいだけ。だから、敵討ちをしたいとは言わないのよね。

 

今回、明智がなぜ裏切ることになるかが鮮明に描かれていないのがちょっと腑に落ちない。次回、信長に小突かれるシーンが予告にあったけれど、それよりも前から画策していたことになるので、謀反を企てるほどの動機がわからないので裏切りのきっかけが弱いなぁと感じたんですよね。そこだけ残念。

 

たしかに、史実でも本能寺の変については謎が多く、定説が存在していないと言われています。だからこそドラマでしっかり作りこんで脚色してほしかった気もしますが、もしかして明智初登場以降になにかあったのを見逃したかしら?

 

 

 

不穏な動きに気づく家臣たち

無事に信長をもてなし送り出したけども、屋敷がひとつ建つくらいお金がかかったのに、戦で使わなかった米俵もらったって(相殺されるわけでもないし戦の余りものだし!)と万千代がこれでよかったのかと申し出る。

 

そこへ家康がおそらく「損して徳とれ」的なことをいおうとしたんだろうなー。

そしたらまーた織田の使者・長谷川がやってくる。もてなしをもてなしで返したいので安土へ来るようにとのこと。もう素直に受け取れないし、なにかあるとしか思えない家康&徳川家臣たち。

 

その読みは当たる。家康だけではなく家臣全員の招待だったのだ。そんなことをしたら城に誰もいなくなるのに、あからさまに疑われるようなやり方するかな信長よ。脇が甘い! 武勇の策には優れていても、その辺の人間関係への策はイマイチよね~。相手は人たらしの家康よ! そこに洞察力の鋭い榊原がいたら深読みすごいんだからね! 

 

 

 

家康は戦のあるこの世に絶望している

今川から謀反の策略を聞いたおとわが、その足で家康の元へかけつける。明智の企てを織田に知らせるほうが、家康の立場もよくなるだろうと進言するも、すでに信長が徳川を潰しにかかろうとしていることはわかっているため、いまさら印象を良くしたところでいずれ殺されるだけ。戦を好まない家康は悩みに悩んでいるのよね。

 

変えられるものならば変えたいに決まっておる。戦という手だてがこの世にある限り、武勇が自慢のものたちはそこに訴える。
ならば、あらかじめ戦を起こせぬような仕組みをしいてしまうがよい。そんなことを考えたりはするが、できると思ったことは・・・ない。

 

そこへおとわの常套句「やってみねばわかりますまい」で背中を押され、同時に出るときは出ろ!という瀬名の言葉がよみがえる。迷いに迷った家康が決断を下すとき、家臣たちはもう心を決めていて、織田暗殺計画へ乗ることに。

 

本能寺の変にまつわる史実には、家康のかかわりなんてどこにもないんだけども、井伊家を主軸にストーリー展開させるには家康エピソードは必要だし、織田に関わる徳川の苦悩を描くには十分すぎるほどの脚色で、明智謀反についてはきっかけがちょっと薄いというか弱い部分はありますが、それ以外は個人的におもしろいと思いました。

 

そしていよいよ来週の「本能寺が変」に続くわけですが、家康&万千代ベースにした本能寺の変がどんなふうに描かれるのか楽しみだし、龍雲丸(柳楽優弥)が久しぶりに登場なのでそのへんも楽しみです!