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【おんな城主直虎】47話感想:家康名言!敵を味方とする力を鍛えるべき

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mzagerp | Flickr

 

「決戦は高天神」→ はい、「決戦は金曜日」ドリカムなんですね。いつもながらタイトルの遊び心は毎回たまりませんね。

 

最後にちゃんと「ドリームカムトゥルー=夢は叶う」展開に持って行ったところはお見事でした。

 

 

以下、ネタバレ注意!!

 

 

潔い家康の統率力

さまざまな策を練り、なんとか信康助命をと動いたものの、結局、信長の意に逆らうことができず、信康と瀬名を失い悲しみに暮れていたところへ、万千代の「考えましょう!」の奨励により再び奮い立ち、駿河をとることを宣言する。

 

瀬名の最後を見届けた後、自刃しようとした数正も寸でのところで忠勝に救われ、岡崎戻るよう促される。ああ~死ななくてよかった。しかし、和正と忠勝が並ぶと画面が一気に暑苦しくなるのね。それはいいとして・・・

 

岡崎城では、信康という支え亡き後、後を追うもの(自刃)や辞めていくものが多数現れる状態。そこへ家康自ら出向き仕置しにいくんだけど、この場面もよかったなぁ~。

 

自分の非を認め、力を貸してほしいと頭を下げる家康。弱さをさらけ出すなど、武家としてはあり得ないことだし、家臣たちに示しがつかないものなのに、それをやってみせた家康の潔さ。万千代が井伊での経験を語ったことが心を動かしたんでしょうね。

 

絶対非を認めない政治家や会社の上司が多いこの世の中で、こんな上司がいたらいいなと思いましたよ。

 

誰だって間違いはあるんだから、上司とか偉い立場であっても、カッコつけないで非を認めて謝って、みんなに力を貸してほしいと素直に言える方が、部下は力になろうって思える。弱くみせておいて、うまく部下のやる気を引き出す家康の素晴らしいマネジメントだと思いました。弱さは人を作る強さともいえるでしょう。

 

 

 

家康の戦い方、信長の戦い方

岡崎の家臣たちをまとめて多勢となった徳川軍。いよいよ高天神へと責める策を練っていく。こちらは一兵も損ぜずに周りを囲み、相手に降伏させるという策だった。

 

家康は武田を降伏させた後、徳川で丸抱えしたい、つまり味方につけたいという考えに、万千代は「虫を飼うことと同じ!」と反発するも、「それをできるようにならなければ!」という返しに万千代の琴線に触れてキラーンとSEが鳴る! 

 

ここで家康名言
「敵を叩き潰す力なのではなく、敵を味方とする力を鍛えるべきじゃ」

 

くー!カッコイイ! 

これは本当に素晴らしい名言。敵を倒して奪うよりも味方につけたほうが人を失うどころか、共に繁栄していくことになる。より確実に、平和的に勢力を広げられる方法ですよね。


それなのに、織田軍が頼んでもいないのに勝手に援軍を送りつけて無理矢理武力で制圧するやり方。戦術に長けているのかもしれないけれども、その先を見ていないということでもある。

 

だから信康も「先のない人だ」と早々に見限っていたわけで、そのへんのことに気づかない信長なのよ~。

 

武田側が降伏するって言っているのに、叩きのめす意味ある?って思うけど、織田軍はなんとしてもそうしたいんですね。


戦のない平和を望むなら、負けた相手とて仲間にして共存していく方が争いを避けられる。信長のように相手を完膚なきまでに叩きのめしてしまうと、悔恨が残り、残党から逆恨みや仕返しで延々と争いが終わらない。そんな戦は不毛でしかない。

 

おとわも、落ち度のない者の首を落とさせる男に誰も従わない、本当の天下布武ではないと思っているし、南渓の坊さん繋がりの噂話では、現に高転びに転ぶとか梯子をはずされるとか、みんな噂しているくらい信長は既によく思われていないわけですよ。周りが見えていない残念な人です。

 

 

直之の折り合いと男冥利

高天神攻めで再び井伊のユキロックこと直之と六佐が呼ばれることになり、またまた手柄を立てた直之と六佐と万千代。このことでさらに二万石増えることになった万千代は、家康の了承も得て直之と六佐を召し抱えたいとおとわに申し出る。

 

六佐は以前から男として武功をあげることを望んでいたので、近藤とおとわさえよければ喜んでいきたいというが、おとわが頼んでも直之は行かないと突っぱねるのよ。

 

そこには、自分なりに折り合いをつけながら生きてきた過去があり、女子(おとわ)が自分の殿となったこと、その女子を守ると決めたこと、戦から逃げてきたこと、但馬と直虎が逃げるために考を巡らせていたこと。

 

これらのことは、家臣としても男としても、かなり屈辱的な人生だったともいえるでしょう。武家は戦で武功をあげてなんぼ、逃げずに戦うのが武士、という世の中でしょうし。

 

それでも、井伊の殿としてどうあるべきか悩み続け、民を守ってきたおとわの隣でずっとその様子を見てきた。折り合いをつけながらも、だんだんその思いすら超えていったのでしょうね。殿に忠実な家臣という気持ちと一人の女を守る気持ちが同時にあったと思うの。直之の集大成というべき泣けるシーンだったわ。

 

最終的には自分の気持ちを吐露したことで、殿のいうことに逆らうことができない、男冥利に尽きるということにして、万千代の元に行くことに決めた直之。

 

なんでかんで、家臣以上恋愛ギリギリの想いだからこその「男冥利につきる」なんだなぁ~。もう、瀬名を想う数正といい、家臣として一線を越えない一途な想いってキュンときちゃう~。

 

 

おとわと万千代の願い

おとわをBBA扱いしてジタバタしていたころの万千代が、ずいぶんと成長していましたね。前回のおとわとの会話で、すっかり信康のように徳川家を支えるという考え方にシフトしてから変容ぶりは別人のよう。

 

始めは井伊を復活させようと躍起になっていたけれど、今は、徳川家を反映させることが井伊を守ることにも繋がることを理解し、家康もまた戦のない世を目指していることは同じ。すると万千代のやるべきことが見えてきたというわけなんですね。

 

おとわが本陣に訪ねたときの、忠勝のデレデレ加減からの万千代の成長を語るセリフからそのことがよくわかりました。

 

直接、おとわと話をする万千代が近寄ってコソッと話す場面が可愛かった。織田の援軍が来ているから大きい声でいえないのよね。

 

殿(家康)は戦が嫌い。戦ほど割の悪いかたの付け方はない。
(ここで、但馬と戦わぬ道を探したことを思い出しうるっとくるおとわ)
戦の嫌いな人が殿になれば戦がなくなるかもしれない。
自分は日の本一の殿にすること、なってもらわないと困る!

 

戦のない世をつくりたいおとわと万千代、同じ思いだったのよ~
おとわの気持ちがもうすっかり伝わっていたじゃないの~


せっかく家康が駿河を取ってめでたしめでたし、と余韻に浸っていたら、次回48話予告で余韻もなにも吹っ飛んだわ!

 

『信長、浜松に来たいってよ』

 

「桐島、部活やめるってよ」のモジりだということは誰もがわかったけど、NHK攻めるわ~と感心しちゃいました。放送終了後にツイッターのトレンドワードやネットニュースになったくらいの爆発力でしたもんね。

 

ちなみに、49話は「本能寺の変」ならぬ「本能寺が変」。どう変になるのでしょう。ああ~来週以降も楽しみ~。