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【おんな城主直虎】46話感想:とうとう信康と瀬名死す!精神は万千代へ託された

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Patrick Vierthaler | Flickr

 

信康も瀬名も死んじゃったよ~~~~! 数正は死んでないみたい~~。

家康がいろんな策を講じていたのに間に合わなんだ~。てか、時間稼ぎをしたことでよけい短気な信長の気に障ってしまった。めんどくさい人だ、織田信長。

 


以下、ネタバレ注意!!

 

 

信長と家康、ビミョーな関係

信康をなんとか助命したい家康がめちゃくちゃ奔走し、なにかに理由をつけて信康の籠城場所を移動させたり、今川と話をつけて武田対策を講じたり、信長に気を遣っているのに、やればやるほど信長の気を悪くするという悪循環。

 

ここまでくると、信頼関係をあんまり築けていない表面的な関係(人質経験もあったので信頼できそうもないけど)、というか戦いが弱いためにすっかり信長に隷属してしまっている家康。また、戦においては戦略に長けている信長は、家康を完全に下にみているのよね。

 

この時代、武力がすべてだったんだろうし、どれだけ勢力を広げられるかが強さの証。家康から見て信長のほうが強いことは明白で、反旗をひるがえしたら一気に攻め入られておしまいになるのもわかっていたからこそ、頭を使って人脈で立ち回っていたのでしょう。

 

本来ならこんなめんどくさい信長とは付き合いたくないけれど、戦国時代は家とか勢力をかけた壮絶な時代だから、そう簡単に関係をきるわけにもいかない。

 

現代で言うところの、剛腕で力ずくの上司に知力と人脈の部下といったところ。お互いいろいろ思うところはあっても、お互いにないところを補い合っている関係。仕事では付き合うけれど、プライベートは付き合いたくない感じかな。

 

今みたいに連絡手段がたくさんあって、情報交換も密にできる時代ならまだしも、昔は家臣を走らせて伝令するしかないし、信康助命のために半月以上かけたり、そのつど信長のところへ家康の家臣が赴いたりする。時間や日数の隔たりがさまざまな憶測や誤解を生む時代でもあったんだろうなぁ。

 

現に、信康助命のために家康が策を練って動いていたのに、そのことを知らずに勝手に動いてしまった信康の母・瀬名。前回、家康から「奥方は乱心された」とハブにされたし、だったら息子を助けたい一心で行動起こしたくもなるわよ。結局、瀬名のスタンドプレーがさらなる悲劇を生むことになってしまった。

 

 

 

万千代、おとわの思い

おとわは繰り返される戦国の世を憂う場面が印象的でしたね。家を守るために親族が首を取られ死んでいく。そのことの繰り返しに何の意味があるのか。皆がバーンと同盟を組めばいいのにと(現代でいう国連安保理みたいなものかな)嘆くおとわに、

「瀬名は母として妻として命を懸けた。母でもない妻でもないそなたは、なににその命をかけるのじゃ」と和尚。

「虎松を使い、徳川にさような世をめざすようにもっていく。なにひとつ使い所のない命 誰もなにもいいますまい」

 

このセリフ、グッときたなぁ~。虎松の継母ではあっても実の子ではない。もし母や妻という立場であるなら、この戦国の世で瀬名のように命を削ることになるやもしれない。母でも妻でもないおとわは自由に選択し生きることができるじゃないか。そのことを和尚は教えてくれたのよ~。

 

おとわは、仲間を大勢失ったことで戦はなにも意味がないこと、どんな立場の人間でも分かち合って生きていけることを肌身で感じてきた。母でも妻でもなかったおとわだからわかったことでもあるんですよね。

 

子がいない妻として私の人生の使い所はなんなのか、こういう立場だからこそできることがあるのではないかと考えさせられました。

 

戦国の世ではないので夫のために首を差し出す必要はないけど、現代だとドラマ『監獄のお姫さま』みたいに夫の身代わりで罪をかぶるってことになったりするのか!いやいやいや、それはないな。


そして、瀬名の形見を持って万千代に会いに行ったおとわ。万千代もまた同じように濡れ衣で命を落とすことになった信康と瀬名を助けることができず無力さを感じ、おとわと会うことで井伊家もまたつらい過去をたどってきたことを思い出し、おとわと共鳴していた。あれだけ鬼婆呼ばわりしていたおとわなのにね。

 

信康を失うことはつらいことだけれど、それによって万千代の成長と目指すべき未来を記すことになった。信康の死は戦のない未来へと託す意味のある出来事として繋がったのだと思いたいよ。

 

 

万千代の決意

瀬名と信康を失い、傷心に暮れる家康。寝所の前の縁側で見張りをする万千代のシーン。あれって木枯らし拭いて枯葉がまき散らされていて、万千代、裸足でめっちゃ寒そう~って思った。てか、見張りめっちゃつらい~! 足袋くらい履かないのかね? 昔の人強靭な肉体だったのかしら、とそんなことばかりに目がいってしまった。

 

おとわと会ったあとに、思い切って家康の寝所に乗り込む万千代。家康に指図にもちかい態度で接して、「もう誰の指図も受けーん!」とキレられるも、おとわと交わした会話から「家康の側で信康のように家を守ること」という目標が生まれた万千代は、家康に突き飛ばされても、井伊の家が同じような経験をしたことや、井伊の先代から囲碁を教わったときに、負けたときになにが原因で負けたかを探ること、それが次の勝利の糧になることを告げ、「考えましょう!」と家康に言い切るのよ。

 

まだ小さくて囲碁は負けてばかりの虎松を思い出すわ~~!

 

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ivva | Flickr

 

昇進して少しは偉くなった万千代だけど、グイグイと寝所に入っていくのはちょっと生意気といえば生意気。でも何と言われようと本気でまっすぐ家康に向かっていった姿は、若さや経験以上に家康の心を打ったんでしょうね。

 

家康も少し立ち直ったし、今回の事件によって若い万千代が戦いのない世を作っていこうと家康を助けていくことになるだろうし、ひいては将来、家康が戦国時代を終わらせることに通じていくんでしょう。信康が生きているときに貫いてきた精神は万千代が引き継いだよ。生きているときに命を燃やすって大事だな。

 

 

 

しかし、どこでなにが間違っていたのだろう? 

家康と瀬名の別居から? 
家康の側室に男子が産まれたこと?
信康と徳姫に男子が産まれないこと? 
そのことで瀬名が側室作れと言ったこと? 
そのことで徳姫が父・信長にチクったこと? 
それ以前に信康と徳姫の関係がイマイチだった? 
信康が舅である信長をかわしてばっかりだったこと?

 

運命はどこでどう動くかわからないものですね。