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【コウノドリ2】6話感想:甲状腺機能亢進症と甲状腺クリーゼ、甲状腺検査の費用

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金曜ドラマ『コウノドリ』|TBSテレビ

 

早く一人前になりたい下屋の成長記録がメインな感じでしたね。松岡茉優じゃなきゃできない複雑で繊細な演技だったんじゃないでしょうか。

 

 

以下、ネタバレ注意!!

 

 

医者としての方向性を問われる下屋

研修医ではなくなりすっかり成長した下屋だけれども、やはり経験値としてはまだまだで、自分で判断して動こうとするも裏目に出てサクラに叱られる場面もあり、若手が成長するときに起こりえる失敗や出来事をきれいごとではなくしっかり演出するあたり、ますますこのドラマに対して好感が持てました。

 

今回は下屋の一人前になりたい、成長したいという向上心と慢心、自分で判断し、患者に入れ込み過ぎているつもりがなくても、患者さんと同年代で名前が一緒ということに親しみを感じてしまったところが、冷静さを欠いてしまうことになる要因になってしまった。

 

今回の患者さんが無事に出産できたら仲良しが一人できたくらいで終わるけれど、親しみを感じた患者さんが亡くなるということは、ただただつらいこと。後悔しか残らない。

 

医者という仕事は本当に酷な仕事なんだと思いましたよね。病気が治っていくばかりではなく、容赦なく死と向き合う場面も多々ある(現に前回の5話では切迫早産の赤ちゃんが亡くなってたし)。後悔したり感傷に浸っている場合ではない。もはや「死」は常にあることだと思わないとやっていられない仕事なんだと思う。だからこそイチ患者に入れ込んでしまうことは医師としてはメンタル的にもリスクがあるということなんでしょう。

 

下屋だって産科で死産を体験したこともあったし、いつもならやり過ごせたと思うけど、自己判断とはいえ患者と親しくなったことに拍車をかけて、気になった症状に対して確認できず「自分が原因」で亡くなってしまったと自分を責めた。

 

これは医者をしている人ならだれもが経験することなんでしょうね。かつてサクラも同じように経験してきたからこそ、下屋に「それは違うよ」と言えるようになったサクラ。当たり前だけどサクラも順調にキャリア積んでいるよね。

 

白川も下屋のせいじゃないと言っていたし、私もそう思う。むしろ、ちゃんと気づいて検査するように促していたのだから十分優秀だと思うし、甲状腺グリーゼは突発的に起こるまれなこと。予測つかないという点では誰も責められないと思うわ

 

 

 

甲状腺機能亢進症とは?<私の体験

詳しくはリンク先をご覧いただきたいのですが、もともと甲状腺に異常がない人でも、妊娠して胎盤のホルモンの関係で甲状腺が刺激され、甲状腺機能亢進症を発症する場合があるとのこと。

medicalnote.jp

www.noguchi-med.or.jp

 

劇中では、妊婦さんには甲状腺の既往症ではなく張り止めの薬の副作用的な表現だったので、妊娠中に突然発症したという設定のようでしたね。甲状腺機能亢進症は落ち着きなさとか手の震えがでるので、ちゃんと演出されててすごいなと思ってみていました。

 

甲状腺機能亢進症とは、甲状腺のホルモンが過剰に分泌される状態で、多汗、動悸、動悸による不眠、手の震え、疲れやすさ、体重減少、抜け毛が増えるなど複数の症状があらわれてそれが長く続く状態。人によっては炎症や腫瘍などで甲状腺が腫れ、見た目でわかる人もいます。

 

私も(妊婦さんじゃないですが)甲状腺機能亢進症→低下症治療中なので同じような症状を経験しました。私の場合、絶対更年期だと思って婦人科にいったとき、検査で初めて甲状腺の異常だとわかったくらいなので、本当に気づきにくい病気なんだなと思いましたね。

 

甲状腺の病気はとても見過ごされやすく、妊婦さんの場合だとつわりや他の身体的な状態を強く感じたりするので自覚しにくいし、40歳以降だと単なる疲労かな?とか、更年期障害の項目と似ているので甲状腺を疑うことはないし、本当にわかりにくいのです。

女性に多い病気でもあるので、少しでも思い当たるフシがあったら、まず婦人科に行ってくださいね!!!

 

 

 

甲状腺クリーゼは他人ごとじゃない

今回、妊婦さんが心肺停止で運ばれて亡くなってしまった原因が、甲状腺クリーゼという状態でした。

甲状腺クリーゼは、甲状腺に異常あるとは気づかないまま過ごしていたり、甲状腺疾患の治療中なのに自己判断で治療を中止をするなど、なんらかの原因で甲状腺機能が異常をきたしているのに放置することで他の臓器に障害が起こり、命の危険を及ぶ状態をいいます。しょっちゅう起こることではないけれども、発症すると非常に危険な状態になるので注意が必要なのです。ただ、詳しい発症のプロセスがわかっていないことから難病指定されています。

 

妊婦さんだけでなく、普通に過ごしている私たちにもありえる話です。私自身、もし体の自覚症状を軽視し自己判断でなんとかしようと放置していたら、甲状腺クリーゼになって救急で運ばれるとか命を落としていたかもしれない・・・と思ったらゾッとしましたもん。

 

 

甲状腺機能検査の費用

救命の加瀬先生は「妊娠初期に妊婦全員のスクリーニングしたら今回みたいな件は防げたんじゃないのか」といっていましたが、劇中で下屋が妊婦全員に検査をさせて待合所が激混みになる以外にも、検査は思いのほかたいへんなことなんです。

 

甲状腺異常を調べるには、まず触診のほかに必ず血液検査。結果がでるまで(病院によると思うけど)約60~90分くらいかかります。数値で甲状腺機能が正常かどうかをみるので、また診察を受けなければならないし、場合によっては喉の部分のエコーや眼底検査もあります。ペルソナくらい大きい病院だと、その日のうちに検査結果がみられると思うので、1人がその日のうちに2回診察すると思われ、時間がかかって待合所が激込みになる描写はそういうことなわけですね。

 

それに、病院側としても検査する人が増えるということは、作業も増えることになり当然コストもかかることになるし、患者側も医療費負担がかかります。甲状腺機能の検査は項目の選択数にもよるけど1回あたり診察料入れて3,000円~5,000円。そこに妊婦さんだとそちらの検査費用もかかるので、出費がかさむことになります。けっこうお財布に響くんです~。

 

 

下屋、まさかの救命志願

下屋がいくら患者のためとはいえ、やみくもに検査させるのはどうなのかなと周りが思うのは当然でしょうね。医者がそういったら看護師は従うしかないしね。下屋には検査中心じゃなくて、診察の段階で見極める技術を磨いていただきたい! だからって救命にいくのはどうなの?と思ったけど、下屋はたぶん、いい先輩いい同僚のいる安住の地にいることは自分の成長ためにならないって思ったんでしょうね。

 

「自分に力があったらという後悔」のもとに救命に行く決意をするも、「学生気分で来るなら帰れ。救命は勉強する場所じゃねーんだよ」「1年続かないだろう」と言われる始末。そのくらい過酷な場所だとわかっていなかった風な描写だったなぁ。次回予告でもコテンパンに言われまくていたし、なんか、すぐ産科に戻されそうな予感・・・。

 

 

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新しく倉崎が産科に入ることになって「ばりばりシフト入れてください」とシングルマザーとして頑張ろうとしているけど、子供預けても呼び出しされたり、本人の産後大丈夫なの?とも思うし、幸い具合悪くなっても産科にいるからいいだろうけど、仕事になるのかなぁなんて心配になる。職場としても産後あけの働く主婦をどう扱うのか、そのあたりの描写も今後の話の中で取り上げてほしいですね。


今回も四宮のジャムパン2個攻撃あり。あれは一人前の医者になった証? 下屋の餞別の品として渡されたクリーム入りジャムパンはさぞかし特別だっただろうな。

 

研修医の赤西吾郎くんも、四宮にジュニアくんじゃなくて「吾郎」と名前で呼ばれるくらいに成長したとみた! 最終話あたりで「産科医めざします」とか言うのかな? そのへんもひそかなお楽しみにしておこうっと。

 

 

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