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【監獄のお姫さま】4話感想:菅野美穂の名演と『バックトゥザフューチャー』

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Andrés Nieto Porras | Flickr

 

ここまで小ネタぶっこむかー!というくらい細かくセリフに入れ込み、おばちゃんたちが集まったらこういう会話になるのかもなと思いつつ、それにしても誰もが思いそうな心の声というか小ネタ入れ過ぎよ!と思った4話。

 


以下、ネタバレ注意!!

 

 

 

馬場カヨの夫、やっぱりイラつく夫だよ

冒頭は馬場カヨの回想シーンと夫の面会シーンから始まったんだけど、馬場カヨの夫のクズっぷりたるや! とぼけて自分のことしか考えていない夫。同じ会社だからってなんで妻が成績を上げて目立つと立場が悪くなるのよ! 3歩下がって後ろを歩けってか? 成績下げろとでも? キャパが大きいことは当てつけっていう? 単に馬場カヨは実力があるわけだし、おめーが実力ないってーの。しかもそれを「そういう男と結婚したあんたが悪い」って人のせいにする。おめーも同意して結婚したんじゃねーのかよ! まったくイラつく夫だわ。でも、夫に言われた「要点まとめてから話さない?」とやり返したシーンには、ざまぁ~!と思ったよね。

 

財テクさんの父親もクズ。先見の明がないばかりに借金抱えて家族離散。あげく、娘をネタに金をもらったりたかってばかりいる。姉御の夫も自分の罪をまんまと妻に着せ、形ばかりの離婚を迫るクズ。伊勢谷友介の役もりっぱなクズだしね。


最近のドラマ、情けない男設定多くない? 朝ドラ『わろてんか』では、松坂桃李はなんか役に立たないボンボン、その父親も仕事しないで女に貢ぐとか、芸人仲間の藤井隆も妻が店を切り盛りしてて芸人としてはパッとしない。『民衆の敵』では、主人公の夫がすぐ仕事を辞めるフリーターと。『コウノドリ』でも妊婦さんの夫はたいがい仕事にかまけて家を顧みない夫たち。そのほうがドラマになるんだろうけど、そのくらい男性がもろく辛い立場になってきているということを反映させているんですかね。

 

 

菅野美穂、やっぱすごい女優だわ

他のキャストがほとんどクドカン脚本の常連組の中で、菅野美穂がどんなふうに立ち回るのかすごく興味深かったんですよね。最初はちょっと浮いている感じがしたけど、話が進むにつれてだいぶ馴染んできている感じですね。おばちゃん仲間の中でも一番若く見えるので、誰よりも若い感覚とテンポが新鮮で全体のバランスが取れている感じ。といっても立派な菅野美穂もアラフォー。おばちゃん仲間のくくりで間違いはない。

 

出演者の女優さんたちもみんなすごい人たちだけれど、やっぱり菅野美穂は女優として抜きんでている気がしましたね。全体が終始コメディタッチなのに、ドラマ後半、菅野美穂の回想シーンから一気にもう菅野美穂主演ドラマかくらい、画面のイメージがガラリと変わってもっていってしまった。そのあと気のせいか小ネタも減っていたので、ガチな受刑者ものドラマにみえちゃった。

 

朝ドラ『ひよっこ』でも、お金に苦労したワケあり女優を演じて、主人公とその父とのはざまで苦悩する名演技をみせてくれましたが、菅野美穂ってどんな役をやっても前にやっていた役柄とかひっぱってこない。その都度リセットされてちゃんとそのドラマの役柄を積み重ねていく。ドラマの役柄に引き込まれすぎないのは、制作者側としてはやりやすいだろうけど、逆に本人の代表作となるようなものも生まれにくい気もするんですよ。年齢的にもだんだん母親役に移行していくのだろうし、今までは主役も脇役も自由自在だったけれど、今後はどうなるんだろう? めっちゃふり幅のある役柄やってほしいな。

 

 

『バックトゥザフューチャー』吹き替えかよ

受刑者のレクリエーションで『バックトゥザフューチャー』というのも、ちゃんと菅野美穂エピソードのフリになっているなんてニクイね。菅野美穂が父親と面会するシーンで、履き捨てるように「お父さんとお母さんが絶対に出会わないように、先回りして邪魔してあげる。そしたら私にみたいにめんどくさい女生まれてこないし!」というセリフ。

映画『バックトゥザフューチャー』は有名すぎるくらい有名なので今さら語るまでもないですが、ざっくり説明すると、主人公マーティは友人の科学者ドクの作ったタイムマシンで、自分が生まれる前の両親のいる時代に飛ばされ、両親がうまくいくよう手助けするお話。

映画「バックトゥザフューチャー」/1985年


馬場カヨが面会から戻ってきて「吹き替えかよ」と落胆するようにつぶやくのも含みがあって、やっぱりアラフォー世代狙い。アラフォー世代はまずこの『バックトゥザフューチャー』リアルタイムで観ているしファンも多いだけに、テレビでの放送も人気で、局ごとのテレビ放送版の日本語吹き替えはその都度声優がかわったりするので、誰がマーティの吹き替えをするのか話題になったものです。ね?アラフォーネタでしょ?

 

主にテレビ放送のほとんどが声優の三ツ矢雄二さん担当でしたが、織田裕二が絶好調だった90年代フジテレビでの放送は織田裕二を起用。DVD版では山寺宏一。近年では他のマイケル・J・フォックス作品でずっと吹き替えを担当していた宮川一朗太が演じ、話題になりました。個人的には一番高校生っぽいテンションの三ツ矢雄二かなぁ。

 

くわしくはこちらのサイトでも情報確認できます。↓

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』日本語吹き替え版 - BTTF RISER's ROOM

【バック・トゥ・ザ・フューチャー】日本語吹き替え~4バージョン聴き比べ~ - YouTube

 

 

女が罪をかぶって冤罪で入っている

財テクさんの話だと、男の罪をかぶってかわりに刑務所にきている女性も多く姉御もそうだという。女は「受けいれる性」だからだろうか。どこか男を信じて待ちたいと思っているところがあるのかも!?と考えてしまった。財テクさんが母に苦労を掛けたにもかかわらず、自分の会社の役員にして給料を与えていたのもそういうことなのかもしれない。恨みはあるけれども、いい思い出だってあった。親だからこそ助けたいし許したいのよ。姫だって男というよりも子供のために刑務所にきた。女は罪をかぶるどうこう以前に、何かを守るためなら自分が犠牲になることをいとわないくらい強いということなのね。

 

4話までで、馬場カヨ、財テク、姉御の回想シーンは出てきたけど、女優は来週あたり回想するのかな? ずっと小ネタ回してばかりだけど、罪を犯すまでの経緯がどんなだったか、実はすごく重い事情だったりしたら面白いんだけどな。

 

最後に、劇中ドラマ『恋神』、なんかすごい展開になっています。必見!

tver.jp

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