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【監獄のお姫さま】3話感想:爆笑ヨーグルト姫とおばちゃんのわちゃわちゃ

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Donnie Ray Jones | Flickr

 

どうしたんだろうクドカン。いや、これがクドカン節なんだろうけど、小ネタとかぶっ飛んだ設定がもう3話にしてお腹いっぱいになってきた。

 

 

以下、ネタバレ注意!!

 

 

 

ごめん、だんだんウザくなってきた

刑務所設定やキャラ設定、細かいネタの仕込み、正直ウザくなってきた。刑務所内の月に1回カラオケ大会とか、護摩所長のセクハラ、受刑者の優遇、懺悔体操第二とか(これは「やすらぎ体操」のパクリ?)。民放だからできるであろう固有名詞の連呼(ワンピース、ジョジョ、ジャンプとか)と、オマージュの執拗なまでのねじ込まれ感(小林幸子が慰問に来た回の三原じゅん子が最高!とか)。それを楽しむのがクドカンドラマでもあるんだけど、ちょっと今回はやりすぎかな。


朝ドラ『あまちゃん』のときはNHKということもあって固有名詞の連呼はさすがに少なかったし小ネタも最小限。そのくらいがバランス取れていてよかったなぁと遠い目になってしまう。『あまちゃん』最高に面白かったなーって。

 

 

 

おばちゃんの「わちゃわちゃ」とは

おばちゃんの「わちゃわちゃ」について説明しましょう。

女性は家事や育児など同時進行で進められるマルチタスクと言われていますよね。それが、おばちゃんと呼ばれる年齢(だいたい40歳以降とする)になると、マルチタスクでできる範囲が加齢とともに狭くなり、あっちもこっちも一緒にできなくなるんです。体力が衰えたり、ホルモンバランスにより、若いときにできていたことがガックリできなくなっていくわけですよ。そうすると、しっかりやっていたつもりがなにか抜けていたり、そのことでさらに慌ててしまって「わちゃわちゃ」する状態になる、というわけです。

誘拐された吾郎の子供が、事情聴取ときに馬場カヨのことを「一番どんくさいおばさん。バカじゃないんだけど詰めが甘い。しょっちゅう怒られている」と言っていたのがまさに象徴しています。

なんだかキョンキョンのおばさん加減を見ていると、同世代だけに他人ごとに思えなくて物悲しくなってしまう・・・

 

だけど一言言わせてもらう。

おばちゃんがメインのドラマだというのはわかるし、小ネタをほじくって宝探しみたいなおもしろさを出したいのもわかる。でも小ネタに気持ちが持っていかれてストーリーがわけわかんなくなるのよ。わちゃわちゃするおばちゃんのひとりとしては、観ているほうもわちゃわちゃになるのよ。小ネタとおばちゃんらのもったり感が邪魔してストーリーなんだっけ?と思ってしまった。

そんな中で、元刑務官の若井の厳しい号令が、要所要所で場面を引き締めてくれるのは救いに思える。みんなが出所してから集めたのも若井だということから、なぜ刑務官だった若井が受刑者である姫やその仲間たちに肩入れすることになったのかはいまだ謎。姫の裁判やり直しのほかに、若井の謎もストーリーを引っ張る要素だと思うけど、おばちゃんがわちゃわちゃしてストーリーの輪郭がぼけてきているように感じるのは私だけでしょうか。

吾郎(伊勢谷友介)を誘拐した現在と、おばちゃんたちが収監されていた過去をいったりきたりする構成になっているので、おばちゃんたちのわちゃわちゃがメリハリや緊張感を消してしまう。それは狙いだとしたら狙い通りなんだろうけど、ただ落ち着きがなく見えて、それこそ「わちゃわちゃした」ドラマになっているのよね。

復讐のために吾郎を誘拐して拉致監禁しているのに、吾郎の乳首が立っていることをキャーキャー言いながら楽しんだり、復讐とは別にいい男ぶりは褒める。たしかに、おばちゃんはいい男には弱いわね。それは認めますよ。

自分もおばちゃん世代なだけに、どこまでわちゃわちゃについていけるかな。

 

 

 

マインドコントロールから覚めたヨーグルト姫

やっとドラマ後半で姫に関するストーリー展開になる。小夏が姫の思い込みをあばくかのように本質をついてくるし、姫の話を聞く周りのメンバーは、うすうす濡れ衣を着せられたことに気づいているのよ。姫は吾郎のマインドコントロールにはまっていることすら気づきもしない。罪を着せられながらも吾郎を信じ、吾郎のとの関係はまだ続くと思っているのだ。

がしかし、部屋でみていたテレビで、偶然にも吾郎の新恋人のニュースを見てしまい、姫はやっと目を覚ますのよ。「会ったことない女の人に死ねとか殺すとか考えます?裏切られたんだ。捨てられたんだ。やっぱそうか、なんで泣いてるんだろ」 
そこにカラオケ大会から聞こえてくるユーミンの「卒業写真」。

♪ かわって~いくわーたしをー、遠くで叱って~ →ここは狙ったよね。

 

吾郎はやっぱり黒に近いことがわかってきた。姫はやっとマインドコントロールから解けて「自分は殺していないし殺してなんて頼んでない」と言う。そしてまさかの妊娠発覚。

 

最後の10分で急展開して、他の時間はひたすら小ネタおふざけ三昧をみさせられたという感じだったかな。うーん、コメディはコメディでいいんだけど、前回のキョンキョンの迫力ある演技のような見どころらしいところが今回は見当たらず・・・ああ、あるとしたら伊勢谷友介の乳首くらい? そこしか印象に残らなかった。

公式サイトのキョンキョンのインタビューでは、「宮藤さんの本は、作品になったときに根底にある悲しさみたいなものが出てくる魔法みたいな脚本」と書いているんですが、前回は多少そういうのを感じられたけど、回によってそのへんの強弱が違うように思いました。もっと笑って泣ける感じなるといいのだけど・・・。

 

 

最後に・・・おそらく次も観るには観るけど、惰性というかあまり積極的にみないかな。小ネタに追いつこうとする体力と思考が減ってきたみたい。むしろ、馬場カヨのように共感してじんわりしている方が好きかな。

 

 

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