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【ひよっこ2】4話感想ネタバレ:一番グッときたシーンがまさかの元治の涙だった

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photoholic1 | Flickr

 

ああ、もう最終回だなんて寂しすぎる!! 楽しみが終わってしまったけど、今日も感想書きまーす。ネタバレありますのでご注意を!

 


いやー、みね子と秀の里帰りは一泊二日くらいなんだろうけど、ゆっくりできたどころか、農作業手伝わされる秀。みね子が手伝うんじゃないのか。世間的にいう嫁が夫の実家にいって手伝うパターンの逆バージョンってことね。

 

せっかくの帰省、ゆっくりしていればいいと思うけど農作業には休みがないし、そういえば帰省早々じいちゃんに呼び止められて農作業レクチャーを受けていたあたりは、もしかして料理人として作物の生産現場を知っておきたいとか、そういう高尚な理由があるのか、それとも単純に男手が足りないから戦力なのか。みね子の実家に行っても休めないねぇ。

 

そのあとの母宛のモノローグで「奥茨城でゆっくりできたおかげで」って言ってたけど、とてもそうは見えないし疑問ありまくりのイチ視聴者の私だよ。

 

時子のエピソードは、2話で女優の仕事について愚痴っていたことが伏線となってたんだね。現場で問題起こしたことは今までだったら我慢できてたことが、不満の蓄積によってちょっとしたことで爆発してしまっなた。腹立ててるのは自分自身だとみね子にはお見通し。ここはすごく深いところだった。

 

ネガティブな出来事って実は表面的なもので、その影に隠れている本心がある。人になにか嫌なことをされたということよりも、思い通りにできない自分が嫌なんだよね。普通に生きているみね子の時折みせる洞察力というか思いやり、すごいなと思うわ。

 

鈴子の変化はたった4話で解決(当然か)。初老の鈴子の困惑や戸惑いから喜びへ変わるさまを、こんなにも優しく表現するあたりがじんわりしたわ。温泉に入ったことではなくて、「温泉に行く」行為がうれしかったんだと。

 

とにかくずっと働きづめだったし、仕事優先でどこかへ行くなんて考えもしなかった鈴子。時代の変化についていけなくなりそうになり困惑していたけれど、頑張って働いて、家族で旅行を楽しむことの素晴らしさに改めて気付いた。

 

働くことが美徳であり生き方だった時代から、働くこと+余暇を楽しむという豊かさの享受。鈴子の世代にとってはこれこそが新しい体験だったのだ。働きづめだったからこそ感じられた豊かさや幸せ。そこからまた行きたいなと未来への希望が生まれることが活力になるんだということにも気付く。

 

明日こういうことがしたい!という欲望や希望が生きる糧なんだよね。逆に、時子みたいに女優業がマンネリ化した状態だと欲望よりも不満が膨らんでしまう。その対比がおもしろいなと思ったわ。

 

元気になった鈴子を見て泣く元治の涙に一番グッときたのよね~~~。宗男の横やりでちゃんと元治のエピソードは語られていないけど、元治は戦災孤児で両親がいないこともあって、鈴子は母親同然なんだよね。だからああ見えても一番鈴子思いのいい子なのよ、きっと。もし今後ドラマを作られることがあったら、ぜひとも元治エピソードやってほしいなぁ。

 

やっと早苗の登場。早苗が帰国したのはいいけど、ヒッピー風貌なんだね。シシドカフカがモデル並みだから違和感まったくない。けど、ロングヘアをばっさり切ったことはスルー。ま、海外に行って容姿風貌が変わったってことで暗黙の了解なんだな、ここは。

 

で、恋人、古市コータロー演じる片岡の大根すぎるセリフ。宗男のカッコイイ版?と元治に言われるけどこれはあんまりだ。ちょい役でもここは演技指導誰かして欲しかったかな。セリフは超かっこいいんだからさ。

 

音楽はどんなことだって両立できます。なぜなら音楽は人生そのものなんで。

 

小豆屋のブルース・ヤスハル。そして、奥茨城農家のブルース・宗男ってとこかしら。ヤスハルはコンクール出場ってことだけど、当時だったらポプコン(ヤマハポピュラーソングコンテスト)かなぁなんて想像しちゃったよ。

 

やっぱりちよ子、大学行きたいんじゃん! 憧れの先輩が茨城大だもの。そしてやっぱり認めてくれる谷田部家。家計の負担をかけまいとして大演説したちよ子だったけど、天下井先輩のいる大学に行きたいのが本音。でも、家族は誰かを応援することでまた生きる糧になるし元気になれる。人に迷惑かけると思って萎縮しているよりも、そこからなんとかしよう!という思いで前進していくほうが喜びになる。茨城の宮沢賢治になれとか家族の中ではなんだかえらい盛り上がってしまったけども。

 

「そんな理由でいいのかな?」、いいのよ、そんなんで。誰かを好き~~近づきたい~~という願望もれっきとした本気の本音の願いなんだから。そう思った瞬間って本当に本当に尊いんだから! みね子の「幸せになるために生きてるの」が今回のテーマだし。

 

それにしても、谷田部家一族の受容力はいったいなんなんだろね。

 

米子の家出がおもしろすぎた。「実家へ帰ります」ってあなたもともと実家住まいよね?と思ったら三男の実家ってことで、まあまあ確かに実家になるわなー。そして米子がバスの窓を開けて田園風景をバックに朗々と歌い上げる由紀さおりの『手紙』。

 

この曲は実際に1970年のヒット曲で時代考証ばっちりだなぁと感心してしまったわ。いい曲です。 

 

 


「女はな、それを絶対に理解しねぇ。絶対にだ」、ここ、男の未練の話ですか? ええ、絶対に理解しませんねぇ。だって、今ここに気持ちがないってことだからね。こっちはたまったもんじゃないよ。こっち向けよって話だから! そういうことがあることはわかるけど、理解はしないねぇ。

 

揃いも揃って恐妻家な角谷家。やっぱり三男の母親があれだと、息子たちも無意識に気の強い女性を選んでしまうのかしらね。そういう意図を組み込んだであろう脚本がすごいと思うの。きよ・高子・米子が並んだときのホラー感がすごかった~。

 

 


4話を通して感じたことは、普通に生きることは希望でもあり幸せだということ。私たちは幸せになるために生きている。それをいろんなキャラを通して幸せの在り方を確認できるのよ、このドラマは。お金持ちになることでもなく芸能人になることでもなく、自分がその場所でどう在りたいか、それに尽きるんだよね。

 

改めて「音楽はどんなことだって両立できる」というセリフがそれを表している気がする。「音楽」という言葉は他のものにも言い換えることができる。マンガだってそうだし、家族旅行だってそう。それぞれの好きなことと人生は、両立どころかそれこそが人生そのもの。素敵ななにかがあるから、誰かを応援したいからまた次もがんばろうって思える。本当に素敵な人生賛歌ドラマだったな。

 

ああ終わってしまった・・・。今週の楽しみであり癒しだった『ひよっこ2』。お願いだから2年おきでもいいから、どんどん大人になっていくさまが見たい。ずっと不定期でいいからドラマ続けて欲しい!!! お願い岡田さん!!というかNHK!!

 

 

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