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【ひよっこ2】1話感想ネタバレ:日常に疲弊している人こそ観るべきほっこりドラマ

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Bong Grit | Flickr

 


2018年3月25日から4夜連続放送『ひよっこ2』が始まりましたね。もう朝ドラではいい人しか出てこない安定・安心して見ていられる岡田惠和さん脚本なので、いっくらでも話膨らませて続編作れるやんと思いつつ、しっかりほっこり期待して見てしまう岡田作品。楽しみにしていました。

 

今回は30分を1話として、4日連続放送なんですね。毎日見られるのはうれしい。純粋に続編ってかんじで、それぞれのキャラが個性的なまま展開していくのはかわらず。

 

気になった点としては、ライザップによって痩せた佐藤仁美演ずる高子。『ひよっこ』放送中のときにくべたらずいぶん痩せたので、どういう脚色するのかなと思ったら、脚立に乗っていたときに自らの体重で壊したことから痩せた設定になっていました。まあ、そういうことにしないとつじつま合わないよね。

 

それと、みね子の母親みよ子(木村佳乃)の北茨城弁?が妙に不自然で違和感ありまくり。民放ドラマでお忙しくしていたので、その流れで方言が追いつかなかったのかしら。

 

前から思っていたけど、奥茨城で農業を生業としているのに、あの綺麗な肌はなんなんだ!? 他の谷田部家の面々はちゃんとドーランで日焼けっぽくしているのに、みよ子だけはドーランの色が薄い。そしてキレイすぎるのが違和感しかないんですけど。普通、農作業してたらもっと紫外線で乾燥してシワシワなはずなんだけどな。時子の母・君子にしてもそうで、ここらへんは未だに解せない点。木村佳乃、いつもどの役やっても肌がツルピカ過ぎなんだよ。たまにはしわくちゃ特殊メイクしてくれ。

 

みね子は秀俊と結婚して、どこか新居に引っ越すのかと思いきや、そのままあかね荘に二人で住むとかありえない!と思ったけど、すずふり亭、長時間労働でハードだし、帰ってきてもただ寝るだけだろうから、近くでちょうどいいってことか。けど、隣の部屋が漫画家の二人。新婚生活もままならないわね、いろんな意味で。たしか、女優・川本世津子も同じアパートに住むことになって終わったよね? 今回出てくるのかしら? 

 

乙女寮の仲間、豊子と澄子も一緒のアパートに住んでいて、この2年のあいだに豊子は成長したらしく、大人顔になっておりましたね。最初豊子に見えなくて誰かと思ったわ。

 

ヤスハル、子どもにも呼び捨てにされるヤスハル。1人ギター姿もいい! ヤスハル、けっこういい声してるのよ。

 

あと、忘れてはならない最強におもしろい安部米店の面々。米子と三男のテンポのよい掛け合いと、朝食のパンと米で揉めている風景はほっこりしますわ。しかも、米派だった父親がパン屋の奥さんがキレイだからってパン派に、米子は米派に逆転。このあたりも2年の月日を感じさせるちょっとほっこりポイントだったわ。

 

三男役の泉澤くん、右往左往するところいいわ~~。朝ドラでブレイク、その後の『コウノドリ』『アンナチュラル』『グッド・ワイフ』の1話単発ゲストとして爪痕を残している(と思う)ので、もっともっといろんな役柄で、できればハードな連続ドラマに出て欲しいなぁ。


1話目でのテーマは、それぞれのキャラがそれぞれの立ち位置で頑張っているところを紹介しつつ、すずふり亭の店主・鈴子(宮本信子)が元気なくなってきたことから、お店の今後をどうするかと心配するすずふり亭メンバー。

 

年齢と共にだんだん体がいうことを効かなくなってきたであろう鈴子。2年のあいだにそんなに老け込むかなと思うような、メイクのせいもあるんだろうけどけっこうな老けっぷりを演じる宮本信子がすごいなと思ったわ。ていうか、リアルな老け?

 

そんななか、省吾と結婚した愛子さんは、ときどき店を手伝うもオーダーをさばききれず倒れた経験があり、それ以来、周りからはあまり期待されていない様子。でもそれは愛子の演技で、店を切り盛りしてきた鈴子のプライドや生きがいを保たせるためにしていたっていうのが泣かせるじゃない。

 

たしかにね、嫁がやたらテキパキこなして自分を超えるようなことになったら、生きがいは失われてしまうかもしれない。だから、あえて愛子はダメなフリをして「自分がいないとダメ」と思ってもらおうとしていたらしい。しかも、そのことはもう鈴子さんにバレていると思っているし、鈴子さんも気付いている。お互いに思いやっているんだよね。

 

この展開、なんとなく周りが勝手に心配してただけってことで終わる予感がするんだよね。実際に体力の衰えはあるかもしれないけど、本当は楽隠居したいわ~とか、愛子に代わってもらいたいと思っているかもしれないし、まったく別のことを考えているかもしれない。それを言い出せずにいて、勝手に周りであーでもないこーでもないと想像して騒いでいただけじゃないかと。なんとなーく明後日の4話でそんなオチになる気がします。

 

岡田さん脚本の素敵なところは、何気ない日常の会話なのに、それがどんなに愛おしいものかというのをキャラを通して感じさせてくれるところなんですよ~~。正直、いい人しか出てこない設定だし、誰も傷つかない。実の記憶喪失、そのことで急遽就職することになったみね子、ヤスハルが養子だとか、破天荒な宗男叔父さんの戦争の話とか、つらくて酷な体験すら周りが優しく包み込む。

 

現実世界では、岡田作品みたいに周りが全員優しくて包んでくれる人ばかりじゃない。なんでこんなにみんな優しいんだ!? ドラマだけのきれいごと、空想世界だとわかっていながら、どこかでこういう優しさを渇望しているのかもしれないし、現実で精神的に擦り切れているせいか、たまには悪人も殺人もないひたすら優しいこういうドラマで癒やされたいのかもなと、つくづく感じたりするんですよ。

 

そして、今回の1話、鈴子の老いとかすずふり亭の行く末を案じる描写が、じんわり現実とリンクしてきて中高年に響くようになってるもの~~。どんなに生きがいを持って仕事をこなしていても、加齢と共にきつくなるのは当たり前だし、いつかは引退する時期がやってくる。ついつい自分の姿を投影してしまって泣けてくるわけよ。ターゲット層狙い撃ちよ~~!

 

鈴子の姿は数年後の自分。いつまでも仕事ができると思いたいけれど、年々体がついてこなくなる現実。だけど、本当に自分でムリだと思えるその日まで働いていたい。それが明日なのか明後日なのかずっと先なのかわからない。

 

ふと、私のバイト先にいるお局先輩を思い出した。年齢は聞いていないけど絶対に60オーバーのベテランであることには間違いない。今はテキパキものすごいスピードで仕事をこなしているけれど、実は体しんどいとか思いながら働いているかもしれないし、いつか火が消えるかもしれないという不安を抱えながら踏ん張っているのかもしれない。

 

そう思うと明日は我が身、目上の先輩たちはきっと皆、大なり小なりそんな気持ちを抱えているんだろうなぁと思うと、先輩を思いやる気持ちが自然と生まれてくる。

 

こんなふうに優しい気持ちにほだされるのもたまにはいい。優しさにまみれたら、また人を責めたり責められたり、緊張したり、疲弊する日々に戻るのだ。疲れている人ほど、こういうドラマをみて、何も考えずほっこりして脱力したらいいと思いますよ。

 

2話の予告トレーラーでは、またまた宗男叔父さんがなにかやらかす模様。いいぞ、宗男叔父さん! そして、乙女寮メンバーが集まるシーンとか、ヤスハル熱唱シーンが! こういうのが4夜連続って楽しみすぎるわ。

 

 

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