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【半分、青い】最終26週感想:「人生は希望と絶望の繰り返しです」は本当だよ

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Bong Grit | Flickr

 

155話後の感想。最終話はだいたいきれいにまとまって終わりだと予想がつくので今日感想を書いてしまいたい!

 

以下、ネタバレ少々ありです。

 

 

人生は希望と絶望の繰り返しです

秋風先生~~、本人登場じゃなくて残念だったけど最終週にしてまた声を聞けてうれしかったわ~~。昨日の154話、律の父親・弥一おじさんのセリフが泣けて泣けてしかたなかったのに、今日も秋風先生の手紙でまた泣いたわ。

なんだろう、ドラマ最後のほうにきて人の生死感をからめつつ、それぞれの生き方を問うているんだなぁ。それは「あさイチ」の北川さんインタビューでもおっしゃっていたし、だからこその秋風先生の手紙や裕子の録音メッセージ投入だったと理解(ちょっと唐突だったけど)。あまりにも秋風先生の手紙が印象的だったので引用します。

 

人生は、希望と絶望の繰り返しです。
私なんか、そんなひどい人生でも大した人生でもないのにそう思います。
でも、人には想像力があります。夢見る力があります。生きる力があります。
明日を、これからを、どんなにひどい今日からだって夢見ることはできます。
希望を持つのはその人の自由です。
もうダメだと思うか、いや、いける、先はきっと明るいと思うかはその人次第です。

 

本当にね、「人生は希望と絶望の繰り返しです」はまったくもってそのとおりなのよ。秋風先生の語りで言い切られてしまうところで涙腺崩壊。それは、希望と絶望に翻弄された鈴愛やドラマ展開を思い出してというのもあるけれど、今まさに自分が絶望のさなかにあることや、人生を振り返ってみても本当~~~に何度となく「人生は希望と絶望の繰り返し」であることを体感してきているからよけい涙が止まらない。

 

絶望がやってきても時間の経過とともにまたいいことがあったり、絶望の中にいてもそこから希望が生まれたり、希望が現実になったり、また絶望したり、50年人生やってくるとそんなことの繰り返しなんだなとわかる。絶望は続かないし、また希望や幸せも続かない。どちらにしても生きていると時間の経過とともに変化は必ずやってくるんですよ。

 

秋風先生のいう「生きる力」、裕子が最後に残した「生きろ」というメッセージ、最終週ということを狙ったかのようなyahooニュースの北川さんインタビューでも実体験を交えながら「生きる」ことに触れておられました。

 

news.yahoo.co.jp

 

どんな状況であっても「生きる」こと。これをドラマで描きたかったのだろうし、北川さんご本人も絶望を味わってきたからこそ、そこからまた生きていけるんだよといいたかった、そんな勇気くれたドラマだったと思うの。

 

体のハンディキャップ、病気、キャリアチェンジしても、結婚、出産、離婚、シングルマザー、いじめ、転勤、転職、起業、倒産、災害、大切な人の死・・・誰もが通過する出来事をいろんなキャラクターに織り交ぜながら絶望と希望をくり返してきた。だれもが成功するわけじゃないし、過去の朝ドラヒロインのように、ひとつの仕事を成し遂げてすごかったねよかったね、で終わるわけでもない。誰にでも起こりえる絶望と希望を繰り返す人生。それが「生きる」ということだし、今どの地点にいようともそこから希望を持つことができるんだよと教えてもらった気がするんです。

 

震災エピソードについて、案の定、賛否両論Twitterですごい勢いでつぶやかれていましたが、あのときのことはいろんな立場があって、どうやったって全方位をカバーできるくらいの描写なんてないと思うし不可能だと思う。どうしたってイチ視点からみて収集し得る情報や知識で表現するしかないし、さまざまな制限があるなかでの表現だからセンシティブな面で全部盛り込めないこともある。

あの震災はそのくらい衝撃的だったし、人の生き方を問われるほどの出来事だった。絶望の中で生きることも、希望をもって生きることもできる。弥一おじさんのように亡くなった人を忘れずに月日の流れの中でささやかな喜びをみつけながら生きることもできる。そういう「生きる」ことの意味を表現をしたかったのではないかな。

 

くしくもドラマ放映期間中、台風や地震での被害や9月27日御嶽山噴火・鎮魂の日も重なったわけで、その経験やまっただ中の人たちにしてみればドラマとはいえ心が締め付けられたかもしれない。だからこそ、「生きろ」って伝わるといいなと思いましたね。

 

老婆心ながら力を込めて何度もいうとだね、人生は程度の差はあれど、本当~~に絶望と希望の繰り返しなんだよ。少し前まで幸せだと思っていても、突然絶望の淵に追いやられることってあるから! しかも何度も何度も。だけど、生きていくの。

 

主人公の鈴愛は、きっとこの先もジェットコースターのようにいろんなことが起こるんだと思う。そよ風ファンが成功したとしても、律とうまくいったとしても、あの通りの性格でトラブルを引き起こしそうだし、人生が続く先で家族の別れがあったり、スパロウリズムが傾いたりするかもしれない。人生はいろんなことが起こる。だから「生きる」のだ。生きようよ。

 

 

叩かれ方がすごかったね

朝ドラ視聴後は、他の人はなにを感じているのか知りたくてTwitterをよく観るのですが、まああ、あれこれ文句が多いこと! 話が飛んだり展開がおかしいだのどんだけ懇切丁寧な説明必要なのよ!と思ったわ。文句があるなら観なきゃいいのにと思うんだけど、それでも文句を言いたいがために観ているような感じ。それくらい自分が揺り動かされている証拠なんでしょうけど、ゆり動いた部分をただ見つめていればいいものを、自分の思うとおりの展開じゃないからっていちいち裁くのっていただけないわー。

 

それに、ドラマで傷つけられたとか言っている人のつぶやきがけっこう流れてきているのにも驚きました。特にいじめや震災描写についてのところ。逆に、その部分で揚げ足とって北川批判を嬉々としているようにもみえて、どっちが傷つけているんだか。「あまちゃん」のときの震災描写と比較したりして、つぶやかずにおれない心情だったことは察するし、7年過ぎてもなおくすぶっているいろんな思いの人がたくさんいるということを知ることができたのは貴重だった気がします。やはり、災害は終わっていないし、続いていくものなのだ。忘れたくても忘れられない、忘れなくていい、そのままでいいから一筋の希望を抱きたい。人生、その繰り返しなんだなぁ。

 

ボクテ(志尊淳)、涼ちゃん(間宮祥太郎)、まーくん(中村倫也)、それぞれがめっちゃ輝いていてブレイク必至。主演の永野芽郁ちゃんの自在に操る涙の演技は素晴らしかったです。出演者・スタッフのみなさま、半年間、本当に楽しませてもらいました。ありがとうございました。