anko alive

アラフィフマダムがあーだこーだと心を動かしつぶやく場所

【ゲーム・オブ・スローンズ】シーズン1・1話感想:1話はしっかり観ておくように!

f:id:ankoalive:20190130145736j:plain

unsplash-logo mauRICIO santos

 

 

あああ~~もうドはまりしてしまった海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。前回の記事を書いてから、無事にシーズン1を見終わり、シーズン2・1話へと突入したんですが、新たなる登場人物に戸惑い、状況・キャラ把握の甘さからストーリーが頭に入ってこないわけですよ。や、ほんと、シーズン1の登場人物や関連性をよく理解していないと次に進めない。

 

というわけで、シーズン1をもう一度最初から視聴~。そんな話を夫にしたら、「俺なんてシーズン7までを4周目だよ」と上には上がいたわ。たしかに、何回見ても気付きや深みが増すという不思議なドラマなんですよね。

 

シーズン1の2周め(1話だけは3回観ました)、初めて見たときのエログロに対する衝撃が薄まってきた分、ゆとりを持って人物把握ができるようになり、ストーリーも頭に入ってくる(今までどんだけ入ってなかったんだって話)。意外と聞き逃しや忘れていたセリフもあって、改めて驚いたり感動したり、さらに楽しみが増しているんですが、けっこうすぐ忘れてしまう私の性分。メモ必須です。


このドラマ全般に言えるのですが、ナレーションやテロップでの説明もない分、演出やキャラの会話、特に視線や表情にすごくいろんな意味が隠されています。場面が変わっても地理的な場所すら表記されないんですよ。地名なのか家名なのかすら最初はわかんなくて、話しについて行けなくなる。

 

せめて、吹き替え版のほうだけでいいから、オープニングの役者名はカタカナ表記を加えて欲しかった・・・。そんなかんじで、自ら画面にかぶりついて能動的にドラマを観ましたとも!

 

1回目で気付かなかったことが2周回めでそれがよくわかりました。よーーーく観て記憶しておかないと、けっこう後半の回の伏線になっていたり、一見「何言ってんだ?」的なセリフも、あとになって「こういうことか!」と合点する要因になっています。とにかく、1話にストーリーのベース部分が凝縮されているので、演技も見逃せないし、一字一句セリフを聞き逃せません。

 

以下、ネタバレが含まれます。観ていない方はご注意ください。観た方は復習・確認でご利用くださいませ。

 

 

改めて注視して観たシーン(もうここからほとんどネタバレ)

 

一見、仲良しスターク家にみえるけど(ちゃんと脇役の存在も見ておいてね)、ウィンターフェル城主のエダート(通称:ネッド)の妻キャトリンのジョン・スノウへ対する視線が、一緒に暮らしているとはいえ、ジョンを容認していないような複雑な表情をする。冒頭のシーンではそういう出生については語られないので、そのわけはのちにわかる部分。

 

ホワイトウォーカー、ダイアウルフという言葉をはじめ、あらゆる用語は極力覚えるようつとめつつ視聴。ダイアウルフとは壁の向こう側に住むオオカミの名前でありスターク家の紋章でもある。壁の南側にいないはずダイアウルフやおかしな死に方をしている鹿が事の不穏さを表している。

 

死んだダイアウルフのそばに5匹の子狼と離れたところにもう1匹。「あ~、できそこないだ。おまえのだな、スノウ」という上から目線のシオン(グレイジョイ家の末裔。人質みたいなものだけどスターク家で大事に育てられてる感じ)が憎たらしいけど、ジョンの立場を揶揄している表現。こいつはプライドだけ高くて弱者に強く出ることしかできないしょーもないヤツだということがちょいちょい露呈する。

 

ロバート王に仕えていた王の手・アリン候が亡くなり、そのことについてラニスター家の姉弟ジェレミー(キングス・ガード)とサーセイ(ロバート王の嫁)の会話。死んだアリンが夫のロバートに「何か(この時点では)」を話したかどうかを心配し、もし話していればさらし首だというジェイミー。この2人にはなんらかの秘密があることがのちにわかるんだけど、ここの会話はストーリーのキモなので聞き逃してはいけないところ。もう何回も戻って観たシーン。

 

ロバート王がウィンターフェル(スターク家が統治している土地)にくる前に、スターク家のメンズくんたちは、上半身裸で順番にひげそり待ち。そのときの会話もキャラクターの性格を説明しているところなので聞き逃せない。「王妃は好きモノ、プリンスは食わせものらしい」。ロブ(スターク家長男)がジョンに対して「髪型にも女にもまだ無関心だが」。これって、ジョンがまだ女性を知らないという意味の表現よね。そのわけも2話以降で語られます。

 

スターク家次男ブランが城壁を軽々とクライミングするシーン。このことものちの重大な事件に関わる演出。まだ小さい子なのにドラマのためによじ登る練習したんだろうか。ワイヤーアクションだったらウケる。

 

ロバート王が家族や家臣たちを引き連れてスターク家へ赴き、ネッドに王の手(王の側近)を打診というか任命しにくるんだけど、ロバートの息子(この段階では)ジョフリー王子とスターク家長女サンサの視線がアイドルをみるかのような中二っぽさ。

 

すぐ城内地下にある地下墓所へ案内を命じるロバートをとがめるサーセイのセリフ。何気ないセリフなんだけど複雑な心情がこもっているわけよ。ここのシーンは、ロバート、ネッド、サーセイのなんとなく気まずい雰囲気がよく出ているところでもあり、回を追っていくとどうしてそうなのかがわかってきます。

 

そして、地下墓所でのロバートとネッドの会話。「アリンはぴんぴんしていたのに瞬く間に死んだ」。「妹君が生きていれば、血でも結ばれていたはずだ」これを初めて聞いたときはなんのこっちゃ?と思ったけど、これものちにわかる大事な部分。この2人は親友同士でもあるので、互いの子どもたちを結婚させて近しい関係になろうと約束する。それが悲劇になるんだけど。

 

インプ(小鬼)ことラニスター家の次男ティリオン。見た目からしてガチの小男。ウィーンターフェル到着早々娼婦とお楽しみ中。てか、城の部屋?小屋?は防音などないので、ほとんど声が漏れまくっているし、お楽しみの最中であってもジェレミーは部屋へガンガン入っていっ普通に会話をする。そういうの気にしないオープンな世界なのね。

 

見た目に反してティリオンは頭も良く知的。自分の立場をわかっており、その立場を利用し賢く立ち回るセリフはすっごくいい。ジェレミーが探しに来てから交わす会話もウィットに富んでいて素敵。これらはラニスター家にみられる会話。同時に家のプライドみたいなものが垣間見えるところでもあります。

 

再び、地下墓所でのシーン。本当はロバートがネッドの妹と結婚する予定で、すごく惚れていて、それが戦で死んでしまった。そのときの敵であったターガリエン家を恨み、生き残りを全滅させようとしているいることを話す。尋常じゃない恨み方はそうとうなにかあったと推測される。そのいつまでも忘れられない態度がサーセイを傷つけているとも知らずに。

 

そのシーンから、ターガリエン家の生き残りであるデナーリスとヴィセーリスのシーンへ繋げるカットがうまい。ここでのデナーリスのおっぱいきれい・・・いやいや、熱湯風呂がぜんぜん平気なこととかも重要だし、この兄妹の会話も今後の展開のために超重要。

 

宴席にやってきたネッドの弟でナイツウォッチのベンジェンおじさん超かっこいい! のちのジョンの行方に関わることを予見するようなジョンとの会話も要注意。入れ替わりで、ティリオンとジョンの会話。ここでジョンがネッドの落とし子(私生児)であることをはっきりとティリオンが指摘するんだけど、そのことに引け目を感じているジョンに対して、自分の小人な出で立ちに彼は決して現実から目を背けないところも魅力なのよね~。ジョンなんてそんな自分を呪ってウジウジしてるのに。ここでのティリオンの助言が好き。

立場を忘れるな。世間は忘れてくれないが、鎧としてまとえば弱点にならない

シビれる~~~! 今後もちょいちょいジョンとティリオンの会話シーンが出てくるんだけど、印象的なシーンが多いので必見ものです。

 

宴でのネッドとベンジェンおじさんの会話。壁から脱走し処刑したナイツウォッチの話してるんだけど、そもそも、ネッドの弟がナイツウォッチに所属していることに疑問。ナイツウォッチは壁の守護者といえば聞こえはいいけど、犯罪者とか落とし子とかワケありモノが集まる刑務所みたいなところだよ。てことは、ベンジェンおじさんは単に北部を統治している関係でたまたまそこの担当になったの? なんかわけあり? この辺はシーズン1ではわかんなかった点。夫いわく、あんまり気にしなくていいとのこと。ふーん。

 

サーセイとキャトリンの会話も注目。あまり親交のない親戚同士が無理矢理会話している感じで、けっして仲はよくないことがまるわかり。サーセイがサンサに「月のモノは?」と聞いてきょとんとするあたり、初潮はまだの模様。サンサ13歳だしね。月のモノ、あとでまた用語が出てくるので覚えておく。

 

ネッドとジェイミーの会話もおもしろい。ジェイミーの上から目線な話し方はラニスター家特有の話し方。ラニスター家出身のどのキャラも共通して性格や言い回しが似ている風に演出しているのだとしたらすごい。吹き替えの声優さんもめっちゃ統一感あって素晴らしい。

 

シーズン1では主にスターク家とラニスター家、ターガリエン家が中心ぽく、それぞれの家の思想というか家訓がしっかり受け継がれていることが明確に表現されている点もすごいなと思ったわ。いちいち細かいところまで作られていて感心しちゃう。

 

そして、宴の後、寝室でまったりするネッドとキャトリンのところへ、キャトリンの妹からの手紙が届き状況は一変。ラニスター家の謀反により危険が迫っていることが書かれていて、みつかれば危険だからってその手紙を速攻焼いたキャトリン。ネッドの父と兄が南へかり出されたこと(死んだって事か)がセリフにあるし、この手紙の存在ここは伏線というか、争いの幕開けを予見する。

 

しかし、キャトリンよ、手紙の内容くらいネッドにみせなさいよ。みせずにすぐ焼くっていうところが、早合点で「そうに決まってる!」的な思い込み発言も事を複雑にしてしまう元凶よ~。あなたのせいでいろんなことがめんどくさくなったのよ! そのおかげでシーズン1が盛り上がったけれどね。

 

ドスラク族の長であるドロゴとデナーリスの婚礼シーンがまたすごい。殺し合いや強姦も婚礼の出し物みたいなものらしく、お腹を斬られて内蔵ブシャーには驚いたわ。

 

デナーリスに仕えるジョラー・モーモントの存在。この人もかつてターガリエン家に仕えていた人だけど、いろいろワケあり。怪しい動きをするので、セリフを聞き逃すまいよ。そして、婚礼の祝いにもらったドラゴンの卵。既にドラゴンは滅んでいるため卵は化石といわれているが、やたらアップになるのでこれはもうなにかあるに決まっている証拠。ドロゴとデナーリス、この2人の関係性の変容ぶりも今後の注目ポイント。

 

場面変わって、ブロンのお城クライミング。これまた城壁がクライミングにちょうどいい突起がでているのよね。そこで、サーセイとジェレミーの見てはいけないものを見たブロンが~~~!という事件が起こるんだけど、終わり方がも~~~~次が気になる終わり方。

 

Amazonプライムだと、画面の右下に次の回を案内するための小さなガイドボタンみたいのが出てきて、ボタンひとつですぐ次の回が見られる仕組みなんだけど、思わずすぐ押しちゃったわよね。

 

1話では諸悪の根源はラニスター家っぽいんだけど、いろんな人がそこに火を注いでいるかんじなのよね。七王国は歴史上、ずっと玉座争いをしてきたわけで、誰が悪いとかも持ち回りなんだろうなぁと思ったりする。現に、ロバート王(バラシオン家)がかつては狂王ターガリエンを倒したわけだしさ。

 

1話はどのセリフもしっかり聞いておくと、絶対にそのあとの話で繋がる部分がいっぱいでてくるし、伏線の回収のすごさ、まだ未回収で深まる謎、絶妙な心理描写、親子関係、兄妹、家、差別、恋愛、裏切り、画策、隠匿、あらゆる要素がてんこ盛りすぎて困る。どうしよう、シーズン2にいけるんだろうか? おもしろいしドはまりしているけれども、咀嚼が追いつかない。噛めば噛むほど味が出て、いつまでもかみしめていたい感覚。シーズン1だけでも面白いので、なかなか先に進めません。

 

 

ドスラク語に「ありがとう」はない

もはや一族がほとんど倒されてしまったターガリエン家。かつては長年ターガリエン王朝を築いていたわけだけど、バラシオン家に倒され、生れ残った兄妹は亡命。兄のヴィセーリスはターガリエン家復活、王座奪還の兵力増強をもくろみ、妹をドスラク族の嫁に差し出すんだけど、これがまた原始的な部族という感じで、七王国に比べると文化的レベルもいわゆる原始人的な設定なわけ。婚礼の席では、皆がダンスをしているのかと思いきや、殺し合いをしたり(3人は死なないと盛り上がらない)強姦したり、善悪の概念がなく本能や力で生きている様子。

 

私たちの祖先も、今のようなルールとか道徳のようなものがないずーーーっと昔は、きっと本能のままに生きていたんじゃないかなと思いましたよね。ルールや道徳があるから善悪の概念があるわけで、現代の視点でみるととんでもねー!って思うけど、なんだか人間のルーツをみるような気がしてしまう。

 

デナーリスは嫌悪感しかなく終始落ち込んでいるんだけど、どんなに野蛮な相手だろうと礼節を忘れないという良家のお嬢さん的なところがドスラク族との対比になってておもしろい。それと、妻になったデナーリスに白い馬を進呈するシーンで、デナーリスに魅了されているようなドロゴの表情がかわいいのよ! ああもう、こいつ惚れてる!とまるわかりなの。そういう細かい表情もいい。

 

感謝の気持ちを示したいデナーリスが、ジョラーにドスラク語でありがとうはなんていうのか聞くと、「ドスラク語にありがとうはない」というところから、いかにこの部族が野蛮で奪ったら奪いっぱなし、強ければいいという価値観なのかがわかりますよね。そういうセリフを入れ込んだ脚本もすごい。この一言でドスラク族のなんたるかがわかるもの。

 

たしか、ドスラク語は、このドラマのために言語学者が作った言葉で、それをちゃんと役者さんが覚えて演じているそうです。本当に存在しているかのようなリアリティ。そういう背景の一つ一つのこだわり具合が、このドラマの魅力なのよねぇ~~。

 

 

しつこいようですが、最後にもう一度いいます

とにかく、キャラの名前や土地や家の名称を覚えないことには楽しさが半減します。なので、楽しみたい方は相関図と地図を手にして覚えていきましょう。なんなら1話だけでも何回も観ましょう。そうすることでだんぜん楽しめます。シーズン1じたいが今後のシーズンを観ていく上でのキモ中のキモですしね。

 

それをわかっていながら、シーズン2を観るときに準備せず観てしまった愚かさよ・・・。シーズン2の1話もシーズンを進めていく上でキモ中のキモになる回なので、専用の相関図を用意したのはいうまでもありません。

これでやっとシーズン2へ挑めます!! あーーーー楽しみ♪