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【コンフィデンスマンJP】2話感想:1話で離脱しそうな人、面白いから戻っておいで

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soma-samui.com | Flickr

 

1話があまりにも拍子抜けしてしまったので、2話以降どうなのかなと思いつつ期待値下がりまくりで2話を視聴してみたら、1話で期待値下がった分の反動と新キャラ登場でけっこう面白くみれちゃったじゃないの!


以下、ネタバレご注意ください!!!

 

 

 

 

詐欺が失敗に終わるという伏線

吉瀬美智子をゲストにやり合うのは予告でわかっていたとはいえ、1話で感じた私の中の失望感がひっぱり、2話冒頭のロシアンマフィアをだますという場面のわざとらしさにしらけてしまったんですよ。でも、視聴者にそれとなく詐欺失敗になるであろうとわからせる演出(演技の下手さとか)加減が絶妙で、「詐欺に失敗する」ということとボクちゃんがこのことで「この仕事を辞める」と言い出すことこそが後半の展開への伏線になっていたわけ。

 

後半でよもや詐欺失敗か!?と思わせたところでまさかのどんでん返しになったときの爽快感といったらもう!たまりませんでしたね~。

 

面白いかどうかは別として、1話でドラマの概要を理解した上で2話をみているので、巧妙な詐欺をはたらくために、どれだけ相手をリサーチするか(付箋の数がものすごかった)、相手は何を望んでなにに食いついてくるか、相手を落とすための外堀の埋め方はどこまでするのか、そのためになにをすればいいのか、そのあたりが1話よりもわかりやすくなっていて、そこにボクちゃんというある意味中途半端な存在がちょうどいい狂言回しになっているんですね。

 

さらに、今回は国の統合型リゾート開発に食い込もうと野望に燃えるリゾート会社社長桜田しず子(吉瀬美智子)が、その開発地域を事前に知ることでなんとしても食い込みたい。そこに目をつけた信用詐欺師たちは、嘘の地域の情報を流し、その場所で地権者になりすまし交渉し、大金をいただく算段。

 

桜田社長が目的のためには手段を選ばずさまざまな手を回しているところに、その隙をついて信用詐欺師たちがじわじわ入り込んでいくんだけど、一見冴えない容姿に扮したダー子が桜田社長の側近になるまでの食いつかせ方がすごいのよ。なにに食いつくかを知り尽くして確実に食わせる。観ている方もいつのまにか信用詐欺師目線になっているので、一緒になってニヤリとしてしまうのよね。

 

ターゲットに疑われないようなアリバイづくりも完璧かつ巧妙で、桜田社長自身の欲望もあと少しで手に入る=すっかり信用詐欺師たちの手中に収まっているかのように展開、観ている側も「大金キターー!」となって勝利を目前に感情も高ぶってくる。

 

ところがそうは問屋が卸さないわけよ! 桜田社長がこの手に落ちるという瞬間にまさかの地権者に扮したボクちゃん暴走。それによってボクちゃんが偽物とバレて手下に処理されてしまう。ここで視聴者落胆しちゃうじゃない~。

まあ、ここで終わるわけがないとは思っていたけど、さらなるどんでん返しがまっていました。

 

 

仲間同士でもだまして操る

まず、土地の買収契約が終わり安堵した社長が翌日のニュースで、本当の開発地を知り落胆。普通ならここでおしまいというところだし、1話もこのパターンだった気がする。しかし2話では、ボクちゃんの失敗を見越して、ダー子が壮大な仕込みをしていたネタばらしが笑えた。ドラマ冒頭の詐欺失敗で仕事を辞めた風だったボクちゃんに、次の仕事を自分で見つけたように思わせておいて、実はポスターやら情報を頻繁に目にして暗示にかかるようにさせ、あたかも自然とそちらに向かうように仕向けていたこと。(でも、そのストーリーは別に詐欺計画に関係ないおまけのようなエピソードなんだけどね)

そんな不安定で純朴なボクちゃんの性格を知っているからこそ、詐欺計画の不測の事態に備えて、ボクちゃんをそれとなくだましておき保険をかけておく(ボクちゃんが偽地権者になるために会っていた本当の地権者も実は偽物で仲間だった)。


ダー子自身も側近になるべく近づいたけれど、既にに桜田社長の黒い側近として仲間を遣わせていて、そのことをボクちゃんには言っていない。今回の計画がダー子主体だったようだけど、かなり前から壮大な計画をたてて仕込みをしていたってことになりますね。しかも、ボクちゃんをおちょくることも含めて計画しているとんでもない女。ぶっ飛んでる長澤まさみ、いい!

 

ここまでくると、ボクちゃんは普段から辞める辞めると言っているし、変に純朴すぎるところが詐欺師として戦力と思われていないことが見て取れる。それをわかっていて泳がせているダー子とリチャードの懐の深さが2話にしてやっと明確になった感じ。これで脱落せずに最終話までいけそうだわ。

 

がしかし、東出昌大は朝ドラに出ていた頃の木訥な役柄は合っていたけど、今回のボクちゃんのような感情的で抑揚のあるキャラはイマイチ違和感がある(ていうか大根!)。せっかくのテンポがときどき台無しになっているのよね。それとも、その大根っぽい違和感を醸し出すためにわざとキャスティングされたのかしら。願わくばもっと舞台経験積んでほしいと思ってしまったわ。

 

 

新キャラ・五十嵐の濃さったら!

いやー、新キャラ・五十嵐の登場、最高だわ。小手伸也さんといって舞台中心に活躍されている俳優さんで、一度観たら忘れられない個性的な、でもチャーミングなルックスをお持ちの方です。

吉瀬美智子の裏部隊、脇にいた恰幅のいい男性を見て「パーフェクトくんじゃないの~!?」と思わず叫んでしまったわ。

私が初めて小手さんを観て印象に残った2017年秋クールのテレ朝「オトナ高校」1話、性経験のない30以上のオトナを集め教育するオトナ高校の生徒として入学してきた「パーフェクト」くん役だったのが小手伸也さん。なにがパーフェクトかって、あーた、見た目からしてモテない、オタクっぽい、きもいという童貞要素がパーフェクトだから! でも、1話のみ登場でイチ抜けして童貞卒業。たった1話だけの出演なのにインパクトすごかった~。ぜひとも観ていただきたい!「オトナ高校」。

パーフェクトくんを月9レギュラーで観られるなんてうれしい!悪役カッコイイし!

 

 

 

社会風刺もさりげなく組み込まれてる

過去作「リーガルハイ」でもそうでしたけど、さりげなく社会風刺も盛り込んでいるところもドラマのスパイスになっていますよね。実際に日本にカジノをつくる計画のニュースではギャンブル依存症が問題視されていますが、ダー子のセリフが的を得ていると思ったもん。

「なにがいまさら依存症よ。この国にどれだけギ ャンブル施設があると思ってんの。日本は昔からギ ャンブル大国なの!」

や、ほんと、私もそう思ってた。これだけパチン コ屋だらけで既に依存症の人いっぱいいるのに、カジノごときでなにをいまさらきれい事言ってんの?と。

このセリフもすごかったですね。

「我が国の老舗旅館に泊まると絶望的な気持ちになります。伝統にあぐらをかき、夕食は何時にこれを食え、風呂は何時から何時までに入れ、独りよがりなサービスを押しつけ、着物で三つ指つけばおもてなしだと思ってる。つぶれて当然です」

 

タダでさえ日本は低賃金なのにサービス過剰、「おもてなし」に囚われて自分の首を絞めている。飲み込んで口にできないいろんな人の思いをダー子がさらりと代弁。今後のエピソードもそんな感じになるのかな。

 


エンディング曲もいい!

OFFICIAL髭男dismの「ノーダウト」、めっちゃカッコイイのよ!

 テレ朝の音楽情報番組「関ジャム」で取り上げられてから、あれよあれよと注目のバンドになり、ついに月9の音楽を担当することに。なんというか、suchmosをはじめとする90年代風ソウル?シティポップ(っていうの?)の流れをくんだ曲調が印象的で、私のようなアラフィフ世代は懐かしく、若い世代には新しい感覚の曲になっております。ボーカルのルックスと声がよいの。今年の注目株でしょう。


いやー、次週も楽しみになってきた! 1話で脱落しかけた人はぜひとも戻ってきてほしい。

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