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ドラマ【3年A組】第1話感想:菅田将暉と永野芽依にもっとアクションをくれ!

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naosuke ii | Flickr

 

ブログを書いたり止まったり、新年明けたからって意気込んだりすると続かなくなるので、今年も書きたいときに書くというスタンスでいこうと思っております。

 


菅田将暉主演、永野芽依ヒロインの2019年冬クールドラマ、「3年A組~今から皆さんは、人質です」、第1話を観た感想です。

 

以下、ネタバレがありますので見てない方はご注意ください。



 

菅田くんホント、映画、ドラマ、CM、歌、途切れなく露出多すぎってくらい出まくり。彼の伸びしろのすごさは今なお無限大で、どんな役もこなしてしまい、次はどんな菅田将暉が観られるのか期待してしまうので、ここ数年のドラマ出演は見逃せませんわ。そのくせ、映画は『帝一の國』『銀魂』くらいしかみてないという偏りなんですが。

 

私が見た菅田くん出演のもので、最近の良かったドラマは『おんな城主直虎(3部)』『dele』、ちょっと前になるけど『民王』、映画では『帝一の國』あたりが近年のベストオブ菅田将暉だと思っていて、思い切り振り幅のある役がとてもイキイキしていていいんですよ。本当は濃いぃ~内容の映画のほうが本領発揮されているんだろうけど、なにせテレビっ子なんで映画を全部観ていない点はご容赦ください。さすがに仮面ライダーWも1話以降全部観れていません。

 

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で、このドラマ、『帝一の國』で共演した永野芽依と再び共演という話題性だけど、やはり菅田将暉中心軸っぽい。永野芽依は前クールの朝ドラ『半分、青い』、2018年末のNHK単発ドラマ『忍べ!仁左衛門』以来の連ドラ出演。朝ドラ終了後はなにかしらの民放ドラマに出るとは思っていたけど、菅田将暉と共演だけども主演ではなくヒロイン扱い。

 

波瑠や有村架純のように主役抜擢にならなかったのは、キャラ的にサブカルっぽいルックスだからだろうか。それなりには可愛いと思うけど、そこまでとびぬけて美人ではないというか、ちょっとオタクっぽいクセがあるかんじが・・・。何の役でも同じ演技だし・・・(仲間由紀恵的な)。

 

朝ドラ『半分、青い』は主役とはいえ個性的すぎる役柄だったし、今回の『3年A組』の1話でも、カメラ&プロレスオタクで相手の興味あるなしにかかわらず、マニアネタでまくし立てるところが妙にハマっていてオタクっぽさ全開。そうかと思えば、感情あらわにキレたりするシーンは鬼気迫ってよかったけど(『半分、青い』でも、アイデアが枯渇して秋風先生や同期のに向かって感情を吐露するシーンは圧巻だった)、今後もクセのある役柄が増えそうな予感がする。

 

ドラマのタイトルからして、菅田くん、教師役とはいえ生徒を人質に取るまともじゃない設定なわけで、どんな猟奇的な教師になるのかとめちゃくちゃワクワクしてたわけですよ。番宣ビジュアルからして、屈強なイメージの体育教師でもないし、もちろん金八先生でもない。どちらかというと軟弱で優しいイメージの教師。それが、どんなふうにサイコキラー教師・菅田将暉になるのか楽しみすぎて期待度マックス、ハードル上がりまくり。

 

ただでさえ、悪役の少ない菅田くん(5年前に日テレドラマ『35歳の高校生』でスクールカースト1位の極悪生徒をやってたらしいけど観てない)。高校生の不良役はちょこちょこ演じているし、まだ25歳の若さもあってまだアイドル的に扱われる感じだけど、演技力は若手でも抜群だと思うし、チンピラから総理まで役への憑依も天才的。映画ではかなりグロいテーマの作品でも臆することなくこなす。だからこそ、サイコな役どころはめっちゃ期待してしまうんですよ。

 

イカれた教師出てくるドラマと言えば『女王の教室』、映画『バトルロワイヤル』『悪の教典』『告白』、それぞれアクの強い教師。年齢的に菅田くんちょっと若くて迫力に欠けるかなーという印象は否めないんだけど、『3年A組』は原作のないオリジナルドラマなので、そのへんの演出の意図もわからないし、制作者側がどういうふうに描きたいのかは最後まで観てわかることなのだろうね。

 

天海祐希みたいに隙がなく感情を表に出さないクールビューティでもなければ、ビートたけしのようにふざけた中の狂気でもない。ひょろっとした風貌で影では生徒に馬鹿にされるような弱腰風情の教師。なのに、職員室での体操は誰よりもキレッキレ(軟弱風なのもわざとであることはあとから語られる)。そこから徐々に追い詰めていく菅田くん(役名・柊一颯)なわけだけど。

 

若い教師の設定で、wiki情報によると教師役をやりたかった菅田くんありきの作品だそうだ。さらにいろいろ調べてみると、脚本は『仮面ライダービルド』『家族ゲーム』『ジョーカー 許されざる捜査官』(←この作品はめっちゃ好き)、映画だと『クローズZERO』『テルマエ・ロマエ』などを手がけたの武藤将吾氏。音楽は『踊る大捜査線』シリーズの松本晃彦氏!。どちらもフジテレビでおなじみじゃねーか! 

 

特に劇中音楽は注意深く聴き入ったわよね。松本さんの『踊る大捜査線』のサントラ大好きだし! 今のところ、サスペンスっぽい劇中音は流れていることはわかるけど、今日時期まだそこまで印象に残ってこない。回を重ねていくとなじむのかな。

でさー、このドラマのエンディング、なぜクロマニヨンズの曲? いや、彼らは好きなんだけどドラマに合っていないと思うのは私だけ? しかも去年リリースされたもので、ドラマ用に書き下ろしたものでもない。制作側の誰かがファンなの? なぜシリアスにドラマが終わったのに、めちゃくちゃPOPなエンディング? と思ったワケよ。

 

ブルーハーツの頃から、甲本ヒロト節炸裂で明るい曲調にすごい深い歌詞を乗せる作風で、いうなれば「笑いながら泣く」みたいな複雑な心情を同時に表現するようなアンビバレントさを顕しているんだと思うけどさ。にしてはミスマッチだったかなーと感じたわ。

 

ドラマが全体的にサイコスリラータッチたし、後半では生徒が刺されて死んだので、テレビ的にその暗い感じをあえて払拭させるためなのかなとも思ったけど、せっかくの恐怖の余韻とか世界観が壊されてしまったわね~~。センスのなさを感じる~~。クロマニヨンズ好きだけど、あの使い方はないわー。

 

近年のドラマエンディングで、楽曲がドラマにぴったり合ってて、流れるようにドラマに融合して秀逸だったのが、『ブラックリベンジ』『アンナチュラル』『結婚相手は抽選で』だと思ってるんだけど(劇中の世界観をさらに広げて余韻を残すあの感じが個人的には好き)。

 

それだけが絶対の演出ではないし、『今日から俺は!』みたいに、演者がパロディーで80年代風のまんまに歌うというのもありだし、シリアスを際立たせる意図であえてメジャーコードの楽曲をもってくるのもアリだけど、タイアップでもないし(それならしょうがねーなーってことであきらめもつく)、あんなアップテンポの曲をあてがうっていう意図が少なくとも私には伝わってこなかった。

 

もう少しミディアムテンポか、同じテンポでもマイナーコードの曲調あたりでもよかったのでは?と思ったのよ。どうせならブルーハーツの『チェインギャング』あたりにしてほしい。予告トレーラー動画をみてもバックにあの曲が流れることで、サスペンスタッチがかき消されて、「このあとどうなるのおおお!?」みたいなドキドキ感のかけらも感じられない。やる気無くす。ただの学園ものみたいで超残念。



で、ストーリー。最近の学園ものにありがちな、いじめ、自殺、スクールカースト、SNSなど当然のように盛り込まれているので、設定としてどうしても過去ドラマの既視感があるのはしょうがない。どうしても学園ものの設定って出尽くした感があるし、相当ひねらないと面白くなりえないと思うわけ。だからこそ、違うタイプのものにしてくるのか、期待が高まってしまう。

 

『家族ゲーム』の脚本家さんなのでまんまそっくりなセリフが出てきたとか、誰かが丁寧に比較した動画あげてネットで指摘されてましたけど、脚本家さんによっては、自らの作品をわざとオマージュしたりするしそういうことかもよ、と思った。

 

劇中で菅田くんが「僕はアクション俳優を目指していたことがあってね」というセリフは、仮面ライダーWをやっていた菅田くんと仮面ライダー繋がりっていうところでもニヤリとしてしまう場面だったし、セリフがかぶったとしても自分の作品なわけだし、自分の作品の中でオマージュというか楽しんでいる的なことじゃないかと。

 

それにしてもアクションシーンはさすが菅田くんだったわよ~。『ああ、荒野』のボクサー役の名残が~~! もっとアクション見たい! 前クールの同じ枠『今日から俺は!』のアクションシーンにしびれまくったので、もっと生徒と格闘してほしいわ。けど、1対1なら強くても複数では弱くなるあたりが、マッチョすぎない頭脳派教師設定なんだろうか。仮面ライダーなら何人敵が来てもなぎ倒すのになと思ったりして。

 

生徒のサバイバルという点では『バトルロワイヤル』さながら。教師の絶対的な監視の中で、逃げようとしたり外部への通信手段を隠し持っていたりするとペナルティが課されるんだけど、そこはさすがに民放。生徒へのペナルティが生ぬるい。トイレで隠し持っていたタブレットで外部へ連絡しようとした生徒に、どんなペナルティかと思ったら、窓を内側から密閉させるための手伝いだけって・・・。まあ、逃げ場をなくす手伝いってことでは十分にペナルティだけどさ、『バトルロワイヤル』とか『悪の教典』だったら即殺される場面だよ。そこまでサイコじゃない教師キャラなのかねー。

 

最後、犠牲者を殺めるシーンも派手な血しぶきナシ。思い切り刺したはずなのに内出血だけみたいになってた。映画だったらざっくりブシャー!な場面だろうに。ここで超残虐なサイコ野郎菅田将暉がみたかったんだけど、やっぱりそこは自主規制なのかー(『今日から俺は!』でケンカの果てに伊藤くんや今井さんが血だけなのは命あるからヨシってことかー。そーかーその違いかー。同じ枠なのにー)。

 

まてよ、凶器が突き刺さった部分もそんなに出血していなかったのはわざと? 伏線? 死体を移動したってことは、殺したと見せかけて実はあとから「生きてたよーん」って出てくるのかしら。

 

1話では「ある生徒の死の真相を生徒に考えさせ、制限時間までに正解を導き出せなければ、この中の誰かが死ぬ」と。その答えは教師の柊一颯だけが知っていて、自分のせいだと吐露する茅野さくら(永野芽郁)。でも答えは違っていた。誰が犠牲にならなければいけない場面でのなすりつけ合い。自分よりも弱いと思う人間ならば犠牲になってもいいと思ってしまう身勝手さ。自分が逃れたいばっかりに誰か一人を責め立てはじめる群集心理の怖さ。狭い教室だからこそ際立つ人間のゲスな部分。1話からグイグイ見せてくる。迫真に迫る生徒の演技もいい。川栄李奈も堂々たるものだったけど、さすがに高校生役はキツいかな。

 

永野芽依の感情が爆発して殴りかかりにいくシーンもよかったわ。正直、彼女の演技は役が変わっても衣装が替わっただけで全部同じ演技に見えてたんだけど、あのキレ演技に加えて、プロレス好きで中邑真輔ファンというフリを仕込んで、ちゃんと膝蹴りを見舞うなんて芸が細かい!(そういう演出だと思うけど) 中邑真輔といえばあの膝蹴り! もっと足が上がっていればボマイェだった。今後も中邑真輔技が出るのだろうか? 永野芽依・武闘派として覚醒したりして。だとしたら、そっちの意味でも楽しみになってきた。今後も求む!永野芽依の足蹴り!


柊一颯がいつのまにか学校中に爆弾や防弾ガラス、防犯カメラを設置し、生徒たちからスマホや鞄を取り上げる。美術準備室を通信指令室のようにして監視するのはなぜなのか。

 

1話を見終わってふと気付いたのは、劇中とはいえ、現代の私たちはネットやSNSによって、ネットの中の情報やコミュニケーションがあたかも現実のように生きていて、人と人が直接向き合うことから離れつつあるような気がする。

 

何かネガティブなことがあったとき、直接本人にいうのではなく裏アカだとかSNSでうっぷんを晴らす。そして、それが世界のすべてのように錯覚してしまうのだ。肉体をもつ現実とネットの中の現実、どちらも現実に違いないのだけれども、判断や情報リテラシーが未熟な未成年が、2つの平行世界を行ったり来たりするうちに真実がゆがめられてしまった。その真実に向き合わせるために、あえて爆発が起こる現実を実際に見せて目を覚まさせるためのステージを用意したのではないか。

 

厳しい現実があったとしても、すぐそばにない限りは実感もなくいつまでも他人事だ。今、実際に起こっている災害や戦争がまさにそうだ。すぐそばで起こっていないことは実感のしようもなく、遠いどこかで起こっている絵空事なのだ。

 

柊一颯が実際に爆破を起こし、生徒を隔離・人質にとったことで、生徒たち自身も手元には暇つぶしや逃げのためのスマホもなく、自分に起こったことを実感しはじめる。指定された時間までに正解をいわなければ犠牲者が出るといっていてもなお、半分以上は信じておらず、どうせ誰かが助けてくれるんだろうとあぐらをかき、やれオーディションだの、○時までには帰りたいだの、この状況に危機感のないものもいる。警察の特殊部隊が乗り込むも進入できず、撤退を余儀なくされる。

 

そして、約束の時間。さくらの答えが外れ、目の前で本当に犠牲者が出た瞬間、教室に戦慄が走る。これがウソではなく本当に起こっていることだと実感する。ここでようやく事の重大さと危機感に気付くんだけど、VRとか仮想現実ではなく、ここまで本物を仕込まないと目を覚ましてもらえないとわかっていたということなんだろうね。

 

都合のいいことしか見ず、SNSによって麻痺した生徒たちは無感覚で何が真実かわからない。そこに強烈な「今起こっている現実」を間近でみせてやるほうが手っ取り早い。なーんか現実世界もそうなってる気がする。例えば、某大国のT大統領なんて爆弾みたいな存在じゃん。あのくらい強烈な存在を近くで感じてこそ、ショックで目が覚めるというものだし、自分がどうしたいか気付かされる。そのくらいショックを与えないと気付くこともないというのが現実なんだよね。

 

柊一颯の作戦は1日目としては成功。恐怖を感じた生徒たちが、ここから本能をあらわにして生き残るためのサバイバルというか、生徒たちが自ら解決策を見いだし反撃に出るのか、最後まで追い詰められるのか展開が見物。原作がないので、いろんな想像を膨らませるのも楽しいし、視聴者側の想像を裏切る大どんでん返しを期待したいところです。

 

個人的な要望を言えば、もっともっとサイコで派手なアクションの菅田将暉がみたいなぁ~。今後の展開でそうなるといいんだけど。ということで、このクール、最後まで見るの決定!




 

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